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    ミュシャのスラヴ叙事詩がチェコに帰ってきた!


    2018-06-15

  • 2017年3月~6月まで東京の国立新美術館で展示されたミュシャの「スラヴ叙事詩」、この3ヶ月の展示期間に約66万人もの入場者があり、2017年の全世界の展示の中で1日あたりの入場者数がなんと第3位!となりました。(The Art  Newspaper

    しかしこのミュシャが世界を放浪した2017年、ミュシャの故郷であるチェコで展示されることはなく、しばらくどこで展示されるのか未定のままとなっていました。しかし2018年5月26日、ついにチェコでの展示が開始されたのです。場所はなんとプラハではなく、チェコ第2の都市・ブルノ(Brno)です。展示が開始されたミュシャのスラヴ叙事詩を早速見てきたので、レポートします。(下の写真はプラハの時のものです。)

    2016年までプラハで展示されていたときの写真です。大きいですね~。

     

    チェコの首都・プラハからブルノへはバスか電車で2時間半~3時間。プラハからの日帰りも可能ですが、プラハとウィーンのちょうど中間にあるので、移動のついでに立ち寄っても良いと思います。

     

    スラヴ叙事詩が展示されているのはブルノ展示場、ブルノ中央駅から路面電車に乗って7分ほどで着きます。

    プラハと全く変わらない車両でした。

    展示されている会場はPavilion Hです。今回の展示の標題は「Dva Světy(日本語で「2つの世界」)です。実は商業ポスターのデザイナーとして名を馳せたミュシャ、今回の展示はスラブ叙事詩と商業ポスターの両方を堪能できるようになっています。

    内部は写真とれないので、外部で我慢です。

    入り口の扉には「Sold out」の文字がありました。実はスラヴ叙事詩の展示のためには温度と湿度を一定に保つ必要があり、入場者を1時間あたり150人に限定しています。

    売りきれだそうです。

    私は今回2日前にオンラインで予約してから行きました。E-ticketのデザインがおしゃれです。

    オンラインで予約すると、PDFが送られてきます。

    私が予約した17時の回、16時50分頃会場に行くと、入り口付近にその150人が集まり、ごった返していました。でもチケットを持っていれば必ず入れるので、慌てずに後ろのグッズショップでも見て待ちましょう。

    ミュシャグッズです。

    スラヴ叙事詩はスラヴ民族の歴史・伝承・神話を描いた20枚にも及ぶ超大作、1枚の絵は大きい物で高さ6m・幅8mでとにかくでかいんです。今回の会場では20枚すべてを展示することができず、9枚の展示に限られています。

    中の写真を撮ることが禁止されていたため、写真をお出しすることができないのですが、チェコのニュースサイトに出ていたので、そちらをご覧ください。

    中は気温19℃~21℃に保たれていて涼しく、ベンチも程よく置かれているので、じっくり壮大な作品を堪能することができました。

    1時間弱作品を堪能したら時は既に18時、私のプラハへの帰りの電車は20時発だったので、中央駅と展示場のちょうど中間にあるブルノ産のビール「Staro Brno」のビール工場直営レストランで3杯ほど飲んでから、プラハへの帰途につきました。

    ブルノのビール、Starobrnoうまい!

    ブルノでの展示は2018年12月31日までなっています。その後は未定ですが、是非この機会をお見逃しなく!


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