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    共産主義博物館~チェコの歴史を知る~


    2016-02-24

  •  

    プラハからこんにちは。

    今週のプラハは晴れたり雪が降ったり、暖かくなったり寒くなったり。大変変わりやすい天気となっています。プラハへ近日中にお越しの予定の方は、傘をお持ちになると安全かもしれません。

    先週の日曜日なんですが、ちょっと変わった博物館に行ってきたんです。その名も「共産主義博物館」。

    ご存知の方が多いと思いますが、チェコは「旧共産圏」と呼ばれるように、つい30年弱前までは社会主義国家で、共産党一党独裁体制にあった国だったんです。しかし現在は「資本主義国家」となりEUにも加盟するような立派な国となりました。

    この博物館では、共産圏であったチェコはどのような国であったのか、そしてどのようにしてそれを脱し、現在の姿に生まれ変わったのかを知る事ができます。

    当博物館はNa Prikopieというヴァーツラフ広場と共和国広場を結ぶ賑やかな通りにあります。マトリョーシカが牙をむいている絵が目印です。(マクドナルドやカジノと同じ建物にあります(笑)敢えてそこを選んだのか、皮肉ですよね。。。)

     マトリョーシカ

    中に入るといきなりショップがあり、マグカップやTシャツなどが売られています。

     土産

     

    そして入るといきなり巨大なレーニンの像がお出迎え。

     レーニン

    展示物は、当時の教育やスポーツ、日常生活がどのようなものであったかを示しています。社会主義時代における有力なスポーツ選手は、国家をアピールするためだけに利用されていたというのは、正直悲しい話です。 

    スポーツ

     

    そして当時は徹底した反米路線がとられていました。アメリカのことを「Evil of Empire(悪の帝国)」として 宣伝するために恐らく書かれたであろうこれら風刺画は興味深いです。当時を知るチェコの方に話を聞くと、1989年の革命後に学校の教科書が一瞬にして変わり、外国語もロシア語教育から英語教育にガラッと変わったんだとか。

    アメリカ

    そして館内では2つのビデオが放映されており、プラハの春やビロード革命などその当時の映像を見る事で、当時の状況をリアルに感じることができます。

    ビデオ

     

    今回初めてこの博物館を訪れましたが、中の掲示物に書かれている英語は長文で難しく、詳細まで理解する事はできませんでした。しかし絵や映像などからリアルに感じ取れるものが多く、1時間くらいじっくり興味深く見入ってしまいました。行ってよかったと思います。

    この博物館は実はアメリカ人の方が作られたものだそうです。立地といい内容といい、なんか納得してしまいました。チェコに来たからこその経験をしに、行ってみてくださいね。

    (HS) 

    ==基本情報==========

    sign

    住所  :Na Příkopě 10, 110 00 Praha 
        (上の写真の門をぐぐります。)
    最寄駅 :地下鉄A/B線 Mustek駅
    開館時間:朝9時~夜9時(例外あり)
    ==================

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