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    ウィーンのファッシング


    2015-02-20

  • ファッシングと聞くと皆さん馴染みがないかもしれませんが、カーニバルと聞けば、リオのカーニバルやベニスのカーニバルで衣装を付けた人たちが踊ったり、仮面を付けた人たちが行列している風景が思い浮かぶのではないかと思います。

    ここオーストリアでは、カーニバルとは言わず、「ファッシング」と言います。

    カトリック教徒の多いオーストリアでは、復活祭の46日前の水曜日を灰の水曜日(今年は218日でした)と言い、そこから復活祭までの間、キリストの断食修行にちなみ、嗜好品や肉類などを断つことから、その前日にたくさん食べだめをしておこうということで、盛大な大騒ぎをするのです。オーストリア内でもとくに南部のフィラッハ(Villach)では、盛大なファッシングの行列があり、街中の人々も仮装して歩いているそうですが、ここウィーンでも、そこまで盛大ではありませんが、仮装している人たちの姿を見かけました。

    ウィーンの小学生たちがミュージアム・クォーターからショッピングストリート・マリアヒルファー通りを仮装行列していました。皆それぞれに工夫を凝らした衣装を付け、鍋の蓋をたたいたり、笛を吹いたり、大声をあげて騒ぎながら歩いていました。微笑ましい光景に、歩行者だけではなく、お店の店員さんたちも行列を見物していました。

    ミュージアム・クォーター内を行列する子供たち

     

    灰の水曜日の前日を「ファッシングスディーンスターク(ファッシングの火曜日)」と言い、店員さんたちが仮装してお仕事をしていたり、店内をファッシング用に飾っていたり。地下鉄の中でも男性が女装していたり(果たしてファッシングの仮装なのか疑わしい姿ではありますが)、それぞれにファッシングを楽しんでいます。

    カラフルな飾りつけがファッシングならではです。 

     

    そして、ファッシングのときに欠かせないのがクラプフェン。これはジャムの入ったドーナツみたいなものですが、「ファッシングスクラプフェン」というぐらい、この時期いたるところで見かけるお菓子です。

     

     

    これから復活祭まで、カトリック教徒は静かに過ごすことになるわけですが、日本にはないこの時期ならではの行事、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

     (Vienna/yt)


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