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ウィーンの南東に、車で45分ぐらい走ると世界遺産のノイジードラー湖があります。オーストリアの世界遺産の中でも、比較的地味な扱いを受けている観光地ですが、仕事のストレスを解消するにはなかなかよい所です。特にこれといったハイライトがあるわけではありませんが、のんびりスローな時間の流れを楽しむ、というのも贅沢です。
↓ ノイジードラー湖の灯台。海にいるかのよう?

タイトルのレストラン、ワイナリーはポーデルスドルフという湖の東側(ハンガリー側)の村にありました。ポーダースドルフの人口は2,000人程度、産業は室の良いワインの生産と観光業。夏になると湖水浴で訪れる家族連れが見られますが、ここではトライアスロン大会や、ウィンドサーフィンの世界大会が開かれており、一気に9万5千人ものサーファーと観衆が集まるイベントもあります。
↓ ノイジドラー湖の波打ち際。ウィンドサーフィンができるのもうなずける

ブログタイトルに書いた「感謝の気持ち」、Dankbarkeit はポーデルスドルフの村の少しはずれに。外観はいたって普通。何も知らないと気付かずに通り過ぎてしまいそう。↓

でも、中に入るとこんな感じ。日本人(アジア系)がほとんどこないのか、珍しそうな眼差しが。でも、店員さんの態度は名前負けしないくらい丁寧で親切でした!

落ち着いた雰囲気

↓ ワインではなく、キルシュ(チェリー)のフレッシュジュース。

↓ パプリカ入りのフィッシュスープ。ハンガリーの影響を受けているブルゲンランドの名物料理。

↓ もうすぐやってくる白アスパラ。本当に美味しいアスパラは旬にしか食べられないので、4〜6月頃にお越しにになられる方は是非お召し上がりください。

ブルゲンランドといえば赤ワインと甘ワイン。暑く乾燥した夏、寒い冬が特徴のパノニア気候はワインの生産に持ってこいだそうです。ノイジードラー湖周辺では、秋に定期的に霧が発生して高い湿度となるのでデザートワインの生産にも適しているそうです。
↓ デザートワイン (Trockenbeerenauslese)、Falstaff のワインガイドで93ポイントという高評価も。

ワイン生産者なので、直接購入して、お持ち帰りできます。

ウィーンから1時間も離れていないのに、のんびり。

● レストラン ダンクバーカイト (Gasthaus Zur Dankbarkeit)
住所: Hauptstrasse 39, 7141 Podersdorf am See
ホームページ: http://www.dankbarkeit.at/(Vienna/KM)
「感謝の気持ち」という名のワイナリー&レストラン (ブルゲンランド、オーストリア)
2014-03-12
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