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    ブダペスト 難民問題の実情と現況


    2015-09-28

  • ハンガリーのブダペストから、こんにちは。

    この夏、突然降って湧いたかの様に報道された、ブダペスト東駅での難民騒動。しかし実際はこの半年ほどの間、セルビア国境を越えて入国する難民が増え続けて、ブダペスト市が駅前広場に設置した一時滞在所には、少しずつ一時滞在する中東難民の「のべ人数」が増えていき、9月初頭にピークを迎えたのです。

    ですからニュースなどを見て、突然ブダペストに難民が溢れた、という印象を持った方々からのご質問には、急に来たのではなく少しずつ増えたという状況と、彼らはドイツなどを目指しているので、ハンガリーはあくまで通過点にすぎないということを説明させて頂いておりました。

    また難民のほとんどは鉄道やバスなどを使ってブダペストまで来ると、この駅前広場の一時滞在所からドイツ方面への国際列車に乗るための機会を待っていましたので、それ以外には興味がありません。ですから駅とその周辺以外のブダペストは全く持って日常通りでした。

    中欧最大のロックフェスティバルも、王宮の丘のビールフェスティバルやワインフェスティバルも、8月20日の聖イシュトヴァーンのお祭りとドナウ川の花火大会も、通常通りに開催されました。

    ハンガリーとセルビアの国境が閉鎖されてから、難民の移動ルートはセルビア-クロアチア-ハンガリーとなりました。

    このルートになりますと、ブダペストに立ち寄るよりも、真直ぐにハンガリーとオーストリアの国境を目指すほうが近道です。そしてハンガリー国内の鉄道やバスによる難民のオーストリア国境への輸送も、ブダペストを経由しないものになっています。

    それ以来、まだブダペスト東駅前広場の一時滞在所は閉鎖になっておりませんが、ほとんど一時滞在者が居ない状況になっております。

    以下先週の24日午前9時に、本稿担当者が撮影した画像をアップ致します。

    朝のブダペスト東駅正面

    (通勤通学の人々が行き交う朝の駅前)

    ブダペスト東駅駅前広場 通勤時間

    (駅前広場は地下通路が吹抜けになっています/手前に写っているのは通勤通学の人達、あるいは東駅から列車に乗る地元民)

    ブダペスト東駅一時滞在所(トランジットゾーン)

    (トランジットゾーンには水道、トイレ、簡易医療所が設置されています/青い点は現在滞在中の難民の方のテントと思われます/数人の方が立ち話をしていました)

    ブダペスト東駅地下道

    (この地下道の撮影ポイントは地下鉄2号線出口から東駅と地下鉄4号線入口のほうを見た所です)

    ブダペスト東駅の構内

    (ブダペスト東駅の構内も通常通り)

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    ハンガリー国鉄とオーストリア国鉄によりますと、現在ブダペスト-ウィーン間の国際列車は通常通り、運行されております。ただしハンガリーとクロアチアを結ぶ国際列車は現在運休となっており、ハンガリー側では国境手前までの国内列車として運行されております。

    こちらをクリック:ハンガリー国鉄公式サイト・英語による告知

    ブダペスト-ウィーン間の陸路の国境(ヘジェシュハロム)通過時にはシェンゲン協定が一時的に休止状態となっていて、パスポートコントロールが一時的に復活しております。このためバスやお車など高速道路利用の場合は、国境通過に昔の様なロスタイムを計算する必要があります。

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    ブダペスト観光、そしてハンガリー国内のご旅行は以前と変わらず楽しんで頂けます。

    この機会にブダペストそしてハンガリー各地のご旅行を是非どうぞ。

    (Tk)


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