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    バルビゾン村、ミレーのアトリエ


    2020-08-23

  • 先日も紹介した、バルビゾン村。

    バルビゾン派の代表的画家、ミレーが愛したバルビゾン村

    今回は、ミレーのアトリエを紹介します。

    壁にプレートで、「画家であるジャン=フランソワ・ミレーはこの家で生活し、ここでなくなった」と書いてあります。

    こちらは玄関。

    歴史的建造物指定になっています。

    かわいらしい玄関です。

     

    入ってすぐチケットコントロールがありますが、ここがミレがアトリエとして使っていた場所だそうです。

    この部屋はもともと倉庫だったそうです。

    それをミレーがアトリエに改造しました。

     

    大きな窓が道側に開いていて、北側に当たります。

     

    ちなみに、画家のアトリエでは、北側の窓が好まれます。

    北側から入ってくる光は、直射日光ではなく、外部で反射された光なので、時刻による変化が少ないといわれています。

     

    安定した光の下で、長時間、作業を必要とする画家にとってはありがたいですね。

     

    ミレーは、外でデッサンしたものをここに持ってきて、新たに絵画にするために構成しなおしたのだそうです。

    ミレーは印象派のモネのように、キャンパスをもって外で描いたわけではないんですね。

    別のいいかたをすれば、『落穂ひろい』、『晩鐘』など、歴史に残る名作は、まさに、ここで生まれたんですね。

    いやー、感慨深い!

     [みゅう]パリ 美術コラム 『落穂ひろい』ジャン・フランソワ・ミレ 

     

    次の部屋は、もともと食堂だった場所。

    結構、小さい部屋で、真ん中にテーブルがありましたが、テーブルを入れて全体写真が撮れないほどでした(言い訳。。。)

     

    ミレーが使っていたパレット。

    ここに落穂ひろいの絵具が乗っていたのかとおもうと、ちょっと興奮。

     

    この食堂で、ミレーと奥さん、9人の子供、兄弟 + 訪ねてきた友人と食事をとっていたかと思うと、ミレーもかなり質素な生活だったんだな、と思います。

     

    ミレーの素描などのがたくさん飾ってあります

    この時計、6時を指して止まっています。

     

    これはミレーがここで亡くなった時間を示しているそうです。

     

    際の後のスペースは、ともとも居間だった場所らしいですが、現在は事務所兼展示コーナーになっています。

    この部屋にもいろいろと作品が展示してありました。

     

    見学に15分もかからないような場所、ですが、ミレーの人柄が見えてくるような場所でした!

     

    画家のミレーが住んだ村、バルビゾン村

     

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