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    エジンバラ ゴルファーズ・ランド


    2014-10-06

  • 10月からエジンバラで日本語ツアーを担当して頂くMIさんからスコットランドの話題を送って頂きました!!
     
    今後もスコットランドのホットな話題を[みゅう]ロンドンよりたくさん発信します。
    お楽しみに!
     
     
     
    独立選挙で世界中が注目した直後、ライダー・カップ2014で話題を呼んだスコットランド。2014年9月最終週末、首都エディンバラのホテルは1年前でも予約で一杯だったとか! 
     
     
    今回はエディンバラの城下町で味わえるゴルフにちなんだお話をご紹介したいと思います。ゴルフが王室でも人気のスポーツという歴史は長く、ジェームズ4世やメアリー女王がゴルフをたしなんでいた絵画なども残っておりますが、17世紀のヨーク公(後のジェームズ7世)は、最初に国際ゴルフゲームを行った王族の人として記録が残っています。人の上に立つ者として一般人の間で人気を高めることが重要と理解していた彼は、リースにあるゴルフコースで(現在はありません)富裕層の一般人とともにゴルフを楽しんでいたそうです。
    そんなある日、ホリルード宮殿にやってきた2人のイングランド人がヨーク公に向かって「ゴルフといえば我々イングランド人。ゴルフを最初に考えたのは我々イングランド人ですからなぁ。」と豪語。これをきいたヨーク公は「このイングランド人をゴルフで負かしたら私の人気は高まるのではないか…」かくしてイングランドvsスコットランドという初の国際ゴルフマッチが開催されたのだそうです。ヨーク公が選んだパートナーは地元のゴルフチャンピオンで靴職人のジョン・パターソン。彼は王族からのオファーを丁重に受け止め、責任を持って全力でゲームに参戦し、見事スコットランドに勝利をもたらしました。
     
     

    ヨーク公から沢山の褒美をいただいたパターソン氏は、そのお金でホリルード宮殿に近いCanongateの近くに、ステキな5階建てのお家を購入。ヨーク公から、ゴルフクラブが反映された紋章も建物に埋め込んでもらいました。のちにGolfer's Landと呼ばれるようになります。1960年に建物は壊されてしまったのですが、当時の紋章のレプリカは飾られています。下にI HATE NO PERSONというモットーが書かれてありますが、コレはJohn Pattersonのアルファベットをもじって作られたモットーだとか?! (ラテン語ではもともとJとIは表記が異なるけれども同じ文字でした)
    この跡地に近年オープしたパブThe Kilderkinは、ラム酒とウイスキーのセレクションが豊富で、ローカルの人々からも親しまれています。
     
    The Kilderkin
    • 65 Canongate
    • EH8 8BT Edinburgh, United Kingdom

     

    エジンバラ/MI

     


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