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    "アツイ" イタリアのジェラートの世界


    2021-07-15

  • Buongiorno!

    イタリア政府公認旅サポート、マジカ⭐️イタリアの ミミ です。 

     

    ジェラートの季節本番ですが、皆さんお元気ですか?今日は、美味しいだけではない、あまり知られていないイタリアのジェラート事情についてお話したいと思います。

     

    ジェラティエリって素敵 

     

    まず大前提としてGelatoを作る人のことをどう呼ぶか、小さいけど大きな問題にぶつかります。

    ジェラート職人、ジェラートマイスター、イタリア語ではジェラタイオとか、ジェラティエーレと呼ばれます。 

    最近、仕事に誇りを持つジェラート職人さんに対して「ジェラタイオ」と呼ぶのは少しに失礼に当たる風潮が出てきました。

    イタリア語ではジェラティエーレと言うのが正しいという見解が示されたのです。

    イタリアにはAccademia della Cruscaと言うイタリア語を研究する機関がフィレンツェにあります。

    四百年以上前に初めて、イタリア語の辞書を編纂し、イタリア語について、歴史的、科学的に正しい解釈や定義を行う、非常に権威のあるアカデミーです。

    イタリアでは「ジェラティエレ」と「ジェラタイオ」という言い方が併用されていましたが、2016年、アカデミーが、ジェラート職人の呼び方についての、微妙なニュアンスの違いを明らかにしたのです。

    ジェラートの仕事に従事するだけの人はジェラタイオ、プロ意識を持ってジェラートを作る人のことをジェラティエーレと呼ぶと言うものです。

     日本でいう職人気質を持っている人が、ジェラティエーレなのです。

    ですから、イタリアのジェラート職人たちは、ジェラタイオでなく、ジェラティエーレと名乗る人がほとんどです。

    逆に、まだ、業界以外のイタリア人は知らない人も多いので、これを知っていると、イタリア人にイタリア語を教えてあげられる、なんてこともあるかもしれませんね!



    Gelatoスクールは大流行り 

     

    ジェラティエーレになるには?たくさんあるジェラートスクールの1つに通うことが手っ取り早い道です。

    ジェラート協会、クッキングスクール、器材や材料メーカーの主催するコースなどに参加することによってジェラートのいろはから、上級コースまでのテクニックを学ぶことができます。

    中にはジェラートユニバーシティーと言う老舗の名門校まであるんです。

    有名なビジネススクールの出身者がこのジェラートコースに通い、ジェラートビジネスの経営者として参入してくると言う動きもあります。

    彼らは基本的なジェラートの作り方だけを学び、その後は彼らの経営手腕によってジェラートショップチェーンを展開していくことが多いそうです。



    ジェラートランキングについて 

     

    インターネットで検索すると多くのブロガーや有名食ブログチャンネルなどでも毎年ジェラートのランキングが発表されています。また食雑誌もジェラートのランキングを発表しており、中でも数年前に始まったGambero Rosso (ワインやレストランのランキングで有名なイタリアの食雑誌)が、ジェラートも3つコーンから1つコーンの3段階に分けてランキングを発表するようになりました。 



    ジェラート祭りだってある!

     

    ジェラートのお祭り?なんだかとても楽しそうに聞こえませんか?

    実はイタリアではお祭りの中心となるものが食品であることが少なからずあります。

    野いちご祭り、トリフ祭り、きのこ祭り、サルシッチャ祭りなど、季節感のあふれるものが多いです。

    それを聞きつけたら少し遠出してでもおいしいもの食べに行くのは、私たちの楽しみの1つです。

    その主人公がジェラートだったら?もちろん答えは、「行く!」に違いありません。

    中でも、9月末にシチリアで行われるシャーベット・フェスティバルはジェラート・ツーリズムの元祖として非常に愛されており、世界中から選ばれた50人のジェラティエーリがやってきて彼らのお得意の味を披露してくれます。

    4日間の会期中、延べ10トンくらいのジェラートが消費されます。

    どれだけジェラート好きな人たちでしょう!

    シチリアの南国的情熱をひしひしと感じる素敵なお祭りです。 



    ジェラートコンテストも沢山開かれる 

     

    シチリアのシャーベットフェスティバルも最終日にはコンテストが行われ、ナンバーワンを決めます。

    かつては日本人のジェラティエーリも優勝したこともあるんですよ。

    日本のジェラートのレベルも非常に高いことが証明されています。

    牛肉の煮込みのジェラートなんていう技術賞を受賞した変わり種に会えることも!

     一番古いのは12月に行われるロンガローネというヴェネト州の山あいの中で行われるコンテスト。

    そして毎年1月にリミニの見本市の際に行われるのも、歴史のある賞です。

    隔年で行われるジェラートワールドカップは、世界各地で選抜されたナショナルチームで競われます。

    各国チーム、ジェラティエーレ、コック、パティシエ、氷彫刻職人が監督のもとにチームを構成。

    カップ、コーン、バルク、ジェラートケーキはもちろん、お料理の中で使うガストロノミックジェラートと言われる塩味のジェラートまで含まれ、多くの表現方法を求められます。

    数あるコンテストの中でも一目置かれた存在です。

    2020年は、一位がイタリア、2位は日本でした。



    たかがジェラート、されどジェラート

     

    ショーケースに並ぶ色とりどりのジェラート。

    この美しさに惹かれてジェラートを食べる方々も多いと思います。

    しかしジェラートの色は本当に原料そのものの色だけなのでしょうか?

    時代とともに、ジェラートに含まれる食品添加物や遺伝子組み換えの原料などを排除する動きも出てきました。

    例えば今人気のピスタチオも鮮やかな緑色の店もあれば、少しくすんだベージュに近い緑色の店もあります。

    ピスタチオの原産地やローストの具合、ラボでの処理の仕方によっても色が変わってくるそうです。思ったよりも深〜い世界のよう。

     

    ジェラートは数個のコインで、幸せな気持ちが味わえる手作り食品の1つです。

    だからこそ安全であるべきだと言う考え方が広がっています。

    また医療にも使えたり、加糖なしジェラートを開発している人たちもいます。

    グルテンやミルクアレルギーの人にも食べてもらえるジェラートを分かりやすく表示しているジェラートショップも。

     

    できるだけ沢山の人がジェラートを美味しく安心して食べられるような努力をしているジェラティエーリたち。

     

    消費者の視線で、細かく注意を払ったコミニケーションを図ろうする努力をしている店が私たちは大好きです。

     

    そんなお店はショーケースを見ただけですぐにわかります。

     

    ジェラートがとてもなめらかで、きれいに減っているお店は、ほぼ間違いなく美味しい。

    過剰な装飾がされていたり、山盛りのジェラートがショーケースの中に入っているお店は、一見さん相手のことも多いので要注意です。 

    マジカ⭐️イタリアは、721日、2020年度ジェラートワールドカップの優勝者、エウジェニオ・モローニさんと、リミニのエクセレントジェラートケーキやシュルベッタなど数々のコンテスト優勝者のロザリオ・ニコデマさんのジェラテリア「Il Cannolo Siciliano」のラボから、ジェラートライブを行います。「アツイ」ジェラートの世界を、ぜひ、ご一緒に。もちろん素敵なローマの街もご覧いただきます。 



    A presto! 次回もお楽しみに。マジカ⭐️イタリア、ミミ

     

     


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