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広大な葡萄畑が続くモンフェラートの中の小さな町、 カサレ・モンフェラートにあるそれはそれは小さなお菓子屋さん。
その名もPiccola Pasticceria（小さなお菓子屋さんと言う意味）
小さなお菓子屋さんなのに、バレンタインデーやイースター・クリスマスになるとお店の前に警察が交通整理に出るくらいの長蛇の列が出来るのだそうです。
通常もウエディングケーキやお誕生日ケーキの予約がひっきりなしに入り、週末は午前中に品物が全部売切れてしまって、慌てて追加を作る事も。。こんな人気のお菓子屋さんのシェフはいったい誰なんでしょう?
それは・・・・・日本人女性、才村由美子さんです。
彼女は8年前にこのお菓子屋さんをイタリア人の友人と開けました。
お菓子屋さんのオープンは、自分達の夢をかなえたので、儲ける事は考えていなかった2人。でも素材や組み合わせにはこだわりを持っていました。ピエモンテのモンフェラートの近く、ランゲ地方はコロンとしたナッツ（ノッチョーラと言います）の産地としても有名です。
彼女はその美味しいナッツを農家から調達し、自分で焙煎してペーストを作り、それにあったチョコレートに練りこんで、ピエモンテ名物の「ジャンドゥイオット」を作りました。そんな彼女の作品を、世界一のジャンドゥイオットをどうしても味わってみたくて、行ってきました。
そして、どうしても味わいたかったジャンドゥイオットのお味は・・・？
自分は今までも老舗メーカーのジャンドゥイオットをいくつも味わってきましたが、こんなにナッツの香ばしい香が口の中いっぱいに広がって、チョコレートがそれを邪魔していない
ジャンドゥイオットは・・・ほんとにほんとに初めてでした！
すっごく濃厚なのに、口に残らない。口に残るのは、ナッツの香ばしさだけ。。チョコレートを食べた後に、歯を磨きたくなくなるチョコレートです。チョコレート好きの方、是非お勧めですよ。
ちっちゃなお菓子屋さん
2016-08-09
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