【マドリッド】マドリッド州内で山歩き、都会のすぐそばに素敵な自然!~後編~ みゅうマドリッド みゅうバルセロナ ブログ記事ページ

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    【マドリッド】マドリッド州内で山歩き、都会のすぐそばに素敵な自然!~後編~


    2021-08-31

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    マドリッドは40度越えの暑い日が続いています。

    前回(8月15日の記事)に続き、マドリッド市内から車で1時間で行ける、山歩きルートのご紹介したいと思います。

    ★今まで行った場所を記したグーグルマップのマイマップ。

    https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1Hpbg_NNDpD6DEhhldjbwq0UoCOxFaeTi&usp=sharing

     

    5.ビジャ―ル・ダム湖とヘナロ・トレッキングコース(Presa de El Villar y Senda del Genaro

    (地図で赤色の場所)

    6月の半ば、マドリッドの北へ約90㎞、ロソージャ川流域にあるダム湖のひとつ、ビジャ―ル湖へ。マドリッドの街の上水道を管理している会社、カナル・イサベル・セグンド(Canal Isabel II)の所有するダムで最も古いのがこのビジャ―ル・ダム。

    ダムの堤防は車も通れるし、人も歩けます。

     

    ダムの下流方向を見ると、こんな景観。ダムができる前に使われていた旧道やそこに架かっていた橋が見えます。

     

    車を近くの松林公園のパーキングに止め、ビジャ―ル・ダム湖周辺をめぐるヘナロ・トレッキングコースを歩きます。

     

     

     

    ルートはレベルによっていくつか分かれ道がありますが、私たちは中程度。とはいえ、途中には岩場もあります。

     

     

     

     山歩きを終え、マドリッドへ戻る途中、ダムの下流の先にある、さらに大きなダム湖、アタサール湖に面してあるセルベラ・ボートクラブ(Club Nautico de Cervera) 辺りに寄ってみました。

    マドリッドにこんなところが?と思うような景色。

     

    ボートだけでなく、様々なマリンスポーツをする人たちが見られます。

     

     水は透明でキラキラ。

     

     

    6.ラス・カルカバスとアタサール・ダム湖 (Las Carcavas – Embalse de Atazar)

    (地図で緑色の場所)

    6月の末、今回もロソージャ川流域の別のダムを目指します。

    まず向かったのは、ポントン・デ・ラ・オリバとよばれる旧ダム跡、ここもかつてはロソージャ川流域のダムのひとつでしたが、より上流にアタサール・ダムが造られて以降は、河川公園となっています。

    旧ダムの堤防

     

    川向うの岩山

     

    今日はここからラス・カルカバスとよばれる浸食が創り出した奇異な地形を見に行くルートを歩きます。

    川の向こうの岩山を超え、山の尾根に向かって登り、尾根をたどっていくルート。日陰がないのに、この日は、稀に見る猛暑でちょっと躊躇したのですが、来たからには行くっきゃない!と決行。

    こんな斜面を登り(写真は帰路なので下り)

     

    さらにこんな急勾配を登り

     

    ようやく、ラス・カルカバスの一部が見えてきました。

     

    尾根の一番高いところ、たった一本あった樹の陰でおにぎりをいただきましたが、風が半端なく強かった!

     

    はるか地平線に、マドリッドの高層ビル群、クワトロ・トーレスのシルエットが見えます。

     

    山肌にはネコヤナギのお化けのような植物がいっぱい。

     

    下山してマドリッドに戻る途中、上流にあるアタサール・ダムに寄ります。

    アタサール・ダム湖展望台 (Mirador Embalse de El Atazar) に車を止めて、素晴らしい景観を満喫。

    これが、マドリードの水源の中で最も大きなダム、アタサール・ダム。写真奥の山の中腹にある村が、アタサール村。

     

     

    展望台から上流を見渡す景観

     

     展望台のフェンスにはお決まりのラブラブ南京錠!

     

    堤防の上を走る道路を通り、さらに進むと、道は行き止まりとなり、このダムと同じ名前の小さな村、アタサールがあります。

    村の入り口の看板に「この村に子供は余っていないので、どうぞ、安全運転でお願いします」と書かれています。ちょっとブラックだけど、過疎化と闘う村を感じました。

     

    ほんの数軒しか無い村の入り口。

     

     

    村の広場からの眺め

     

    ラス・カルカバス同様、周囲は浸食地形。

     

     

    7. ボカ・デル・アスノ(Boca del Asno

    (地図で黄色の場所)

    8月に入り、涼を求めて、ナバセラダ峠を越えてセゴビア県に入り、サン・イルデフォンソ王宮へむかう途上にある避暑地、ボカ・デル・アスノへ。

    幹線道路沿いにパーキングがあり、アクセスは最高。パーキング横に案内所があります。

     

    松林の中を流れるエレスマ川に沿って広がる公園、まずは下流へ向かって右岸を歩きます。

     

     

    橋を渡って反対側へ、上流へ向かって右岸を登ると、この公園の名前の由来にもなっている深ーい淵の上に来ます。谷底にいくつも淵があるのが見えますか?

     

    さらに上流へ進むと、流れの勢いが増してきます。

     

     

    公園内には牛や馬も自由に放たれているので、ちょっとびっくり。人間がなにもしなければ、彼らものんびり過ごしています。

     

    街は猛暑でしたが、森の中の川べりは別世界。水音を聞くと落ち着きます。 

    音と映像で一服の涼をどうぞ!

     

     

    2回に渡って、マドリッドの街から1時間で行ける山歩きルートをご紹介しました。半日でもいけるので、お時間があれば是非行って見てください。

     

    Lucymama

      


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