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    【マドリッド】 癒しの空間、ソロージャ美術館を訪ねて


    2020-10-27

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    秋も深まってきました。夏の終わりからずーっと晴天が続いていたマドリッドでしたが、今週に入ってから毎日、降ったり曇ったり晴れたりと不安定な、秋らしいお天気です。一日の最高気温が15度前後、最低気温が5度前後なので、結構寒いです。コロナ感染抑制のため市内から出ることができないので、気分転換に美術館へ行ってきました。

     

     

     何度行っても飽きない、大好きなソロージャ美術館。この美術館は、マドリッドの閑静な住宅街にあります。

     

     

    1963年にバレンシアで生まれ、2歳の時にコレラで父母を失くして叔母に引き取られ、鍵師だった養父の後を継ぐはずでしたが、バレンシアの手工業専門学校に学ぶうちに、画絵を描くことに夢中となり、努力の結果、多くの人々に愛される画家となったホアキン・ソロージャ。

    印象派とか、ルミニズムとか、分類もあるようですが、彼の作品を見ていると、その空間の光、風、気温などを共有しているような感じを覚えます。

     

    美術館入り口にはコロナ対策の注意事項が記されたパネル。

     

    まずは、入場券売り場へ。

     

    入場券売り場の横はすてきなパティオ。

     

     

    入り口を入ると、展示室IとII。

     

     

    週日で、スペインのランチ時である午後3時に訪ねたので、とても空いていて、私の他には数人しか入場者がいませんでした。

     

     

    ソロージャの作品から放たれる光と風を全身で感じながら広いサロンをほぼ独り占めするという、贅沢な時間を体験できました。

      

     

     

    そして、展示室III。ここはソロージャのアトリエだった場所。たくさんの有名な作品が壁いっぱいに展示されている、なんて贅沢な空間でしょう。

     

     

    右手の扉から廊下へ出て、階段を上り2階へ。

     

     

     

    2階は現在開催中の特別展、Sorolla femenino PLURAL(様々な女性像)

     

     

    伝説や神話の中の女性

     

    女性の暮らしの中のひとこま

     

     

    夫の帰りを待つ漁師の妻と子供

     

    あふれる光の中で笑い働く女性

    などなど、普段は展示されていない作品も多く展示されています。

     

    画家として世界的に知られるようになったソロージャは、19世紀終わり頃に家族と共にマドリッドに定住。その後、1911年にこの土地を購入し、建築家に依頼して、家族の住居とアトリエを兼ね備え、広い庭園もある邸宅を造り、1923年に亡くなるまで、夫人と三人の子供と共に暮らしました。

     

    庭園 

     

    ソロージャの死後、クロティルデ夫人はこの屋敷とソロージャの作品コレクションを国家に寄贈、3人の子供たちもそれぞれが所有する作品コレクションを同様に寄贈し、財団が設立されて1932年にソロージャ美術館として一般に公開されました。初代館長には長男が就任。

     

    家族の食堂だった部屋

     

    市民戦争の間は閉館されていましたが、1945年に再開。その後もソロージャ家の子孫によって財団が運営されてきましたが、財政難から1973年に国営化され、現在はスペインの文化スポーツ省に属す国営美術館となっています。

     

    居間

     

     クロティルデ夫人や子供たちの遺志を尊重して、美術館は一家が生活していた当時の様子をできるだけ再現する形で保存されています。

     

    玄関

     

    ポーチ

     

    同じ場所を描いたソロージャの作品

     

     

    この美術館は、何度訪れても、光と優しさにあふれたソロージャの絵と、当時の雰囲気を残す邸宅と、瀟洒な庭園があたたかな癒しを与えてくれます。入場料もたったの3ユーロ、驚くほど良心的です。

    あまり混雑しないスペインのお昼時に訪れるのがお薦めです。

    Lucymama

     

     


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