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							先日、マドリッド地下鉄のちょっと珍しい展示館?に行ってきました。 その名も、チャンベリ駅(Estación de Chamberí)。名前からもわかる通り、かつて地下鉄の駅だったところが今は展示館として公開されているところです。最寄りの駅は1番線のIglesiaです。  展示館への出入り口はこのように円形になっていて、螺旋階段を下って中に入っていきます。 入場料無料ですが、最大収容人数が決まっているため、私は入場まで少し並んで待ちました。 いざ中に入ると昔のつくりそのまま。 入口改札(Entrada)付近にて、グループでマドリッド地下鉄の職員によるガイドを聞きます。 1919年、初めて地下鉄がマドリッドにできますが、その時開通した1番線の駅のひとつであること、券売・検札係として働いていたのは未婚の女性だったこと、駅構内では明るさの確保とメンテナンスのしやすさから白いタイルを使ったこと等々、説明を受けます。   改札付近には当時の時刻表・運賃などが記載された掲示板もあります。 入口改札を抜け、プラットフォームへの階段を下りていきます。  今のマドリッドの地下鉄同様、行く方向別に案内板があります。今の案内板より味があっていいですよね。 さて、プラットフォームに着きました。 ここでも、地下鉄職員によるガイドがあります。プラットフォームもすべてタイル造りです。 壁には当時の広告が残っています。実はこれも、タイルの上からペンキを塗っているのではなく、色付けされたタイルが一枚一枚はめ込められています。 引き続き、職員の方が説明をしてくれます。この広告には当時とても珍しかった電話番号が記載されています。(右下の5125という番号、その次のMはマドリッドのMだそう。) 今でも有名なコーヒーメーカーのLa Estrellaの広告もありました。  駅自体は使われていませんが、地下鉄の線路は今も使われているので、普通に運行中の地下鉄が横を通過します。  細部まで綺麗にカットされてはめ込まれているタイルを見ることができます。 当時のままいい状態で保存されているのは、駅の構造上、他の駅とは異なり駅の拡張工事が行えなかったこと、そしてその後数十年に渡って駅が閉鎖されたからだそうです。今となっては、運がいいと言えるかもしれません。  職員からの説明が終わった後は、出口改札(Salida)へ向かいます。現在とは異なり、駅内は一方通行だったそうです。  出口改札を通って、展示館の外に出ることができます。ちょっとしたアトラクションの様な、タイムスリップした気分で見学を終えました。 今年で100周年を迎えたマドリッド地下鉄。現在、その歴史のなぞる説明を数多くの地下鉄の駅構内にみることが出来ます。少しだけ足を止めてみるのも面白いかもしれません。 mnmnt 
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2019-11-07
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