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【黄葉の旅2】の続きです。
今日は、黄葉を探す旅の最終目的地へ向かいます。
ラス・メドゥラスを出て東へ進み、ポンフェラダから山道に入り、ペニャルバ・デ・サンティアゴ(Peñalba de Santiago) へ向かいます。
途中の村、San Lorenzo del Bierzoを過ぎると、一車線対面通行のヘアピンカーブが続く山道が8㎞ほど続きます。ありがたいことにわれらのドライバはカーブ大好き、山道大好きのカーフリーク、難なく目的地に到着!
スペインで最も美しい村のひとつと呼ばれるこの村は、オサ渓谷にへばりつく様にあります。
村の駐車場から見たオサ渓谷は、所々が雲の中です。

村の入り口の小さなバルでコーヒーブレークを取りました。
洒落たカフェ風のバルのオーナー曰く、明日からの連休は凄い人でだろうけど、村を訪ねる観光客は今日は私たちだけかもとのこと、ラッキー!
この村から少し行くと、スペイン語で「静寂の谷」(Valle de Sliencio)と呼ばれる美しい谷を見ることができると聞いていたので、その谷の入り口にある祠、「ヘナディオの洞窟」(Cueva de San Genadio)まで行ってみようということで、いざ、出発!
ペニャルバ・デ・サンティアゴの村を出て、川沿いに下ります。

絵に描いたような景色の中を行きます。

川沿いに岩山を回り込んで進みます。

「ヘナディオの洞窟」、「静寂の谷」の道標。

さらに道は細くなってます。

ちょろちょろ流れる清流?という感じの川を越えます
そして、ついに洞窟に到着!

洞窟の中はこんな感じです。

サン・ヘナディオと呼ばれる聖人は、10世紀に実在したベネディクト会の修道士で、899-920年にアストルがの司教を務め、いくつもの僧院の創設にも尽力した人物。そのサン・ヘナディオがこもって修行をした洞窟のひとつがこの「静寂の谷」にあります。
信心深い人たちは、5月25日のサン・ヘナディオの日にはここまで巡礼に来るのだとか。この祠の地面の土は口唇ヘルペスに効くと言われているそうです。
祠からの眺め。「静寂の谷」は「黄葉の谷」でもありました。来た甲斐がありました!



来た時とは違うルートを通って村に戻ります。

なぜ「静寂の谷」と呼ばれるのか、歩いてみると分かります。

深い谷のの反対側から望む、ペニャルバ・デ・サンティアゴの村。教会のファサードが見えますね。

来た時とは違う場所で川(ちょろちょろ清流)を渡ります。

村に戻りました。
スペインで一番美しい村のひとつ、これなら納得します。

村にあるペニャルバ・デ・サンティアゴ教会はモサレベ様式が美しい。
私たちは時間がなくて中には入れなかったけれど。


多分、村で一番大きなバル。

バルの入り口の天井にはこんな装飾が。いい感じですねー。中には大きな暖炉と木のテーブルと椅子。村の人たちがお茶をしていました。

村で一番大きな広場がこれ。なんと、おおきなワンちゃんが昼寝をしています。ワンちゃんが無防備そのものでこんなことができるのもこの村の魅力なのでしょうね。

家も道もすべてが石造り。

最後にもう一度、村からの景色を堪能して、帰途に就きました。
黄葉を探す旅は、黄葉だけでなく、予想以上にたくさんの素晴らしい出会いにあふれた素敵な旅になりました。
是非、みなさんも、スペインの黄葉を見に来てください。

おしまい。
Lucymama
【黄葉の旅3】 ペニャルバ・デ・サンティアゴと「静寂の谷」
2018-12-02
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