【ハンガリー】ブダペストから電車で40分。石畳と芸術に会える小さな街「センテンドレ」 みゅう中欧 ブログ記事ページ

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    【ハンガリー】ブダペストから電車で40分。石畳と芸術に会える小さな街「センテンドレ」


    2026-08-21

  • ブダペストに数日滞在していると、人混みや都会特有の忙しさなどに少し疲れを感じることがあります。そんなときにおすすめしたいのが、ブダペストの北約20kmに位置する小さな街「センテンドレ(Szentendre)」です。

    電車に乗って40分ほどで到着するこの街は、首都とは全く異なるのんびりとした時間が流れています。今回は、実際に街を歩いて撮影した写真とともに、センテンドレの歴史や魅力、アクセス方法、ブダペストとの違いについて解説します。

    1. センテンドレの簡単な歴史

    センテンドレの歴史は古代ローマ時代の要塞にまで遡りますが、現在残っている街並みの背景には17世紀末に遡ります。

    当時、オスマン帝国の侵攻から逃れるために、南のバルカン半島から多くのセルビア人難民がこの地に引っ越してきたのです。彼らはこの街に定住し、自分たちの文化や言語、セルビア東方正教会の信仰を持ち込みました。そのためハンガリーの中でも、どこか異国感を感じる、バルカン半島の雰囲気が漂う独自の街並みが形成されたのです。

    その後、20世紀初頭になると、この静かな環境と独特の景観に惹かれた多くの画家や彫刻家、陶芸家などの芸術家たちが移住して活動を始めました。街の中に数多くのギャラリーや工房が開設され、小さい街にも関わらず、現在では「芸術家の街」として親しまれています。

     

    2. 写真で見るセンテンドレの街並みと特徴

    センテンドレの旧市街はとてもコンパクトで、中心部であれば2時間ほどあればひと通り歩いて回ることができます。

    パステルカラーの建物と石畳の路地

    日本では見られないような石畳の階段

    街の中心部に一歩入ると、緩やかな坂道沿いに石畳の小道が続いています。建物の壁はピンクやイエロー、オレンジといった柔らかいパステルカラーに塗られており、鉢植えの緑や花が添えられています。大きなビルや近代的な看板はなく、古い街並みが綺麗に保たれています。

    頭上に広がるアンブレラ・ストリート

    晴れた日に映えるパラソルの小道

    メインストリートから一本脇に入ると、通り沿いの頭上にカラフルな傘が並べられた小道があります。通りには個人の美術ギャラリーやデザインショップ、雑貨店が並んでいます。

    手作りの陶器や木工品が並ぶショップ

    出店があると、様々なハンドメイド雑貨に出会える

    通り沿いの露店や店舗では、職人手作りの品々が販売されています。素朴な風合いの陶器、手編みのニット製品、刺繍などが並べられています。量販店で売られているような大量生産品とは異なり、ひとつひとつ表情が異なる商品を手に取りながら買い物を楽しめます。

    ドナウ川沿いの歩道と静かな景色

    センテンドレのすぐ横にはドナウ川が流れる

    旧市街のすぐ東側にはドナウ川が流れています。ブダペスト市内のドナウ川とは異なり、対岸には緑が広がり、川幅も落ち着いた雰囲気です。沿道は舗装された歩道になっており、ベンチに座って休憩したり、川沿いのカフェテラスで過ごすことができます。

     

    伝統的な洋菓子店とマジパン博物館

    ハンガリーで有名な洋菓子・チョコレートブランド「サモス(Szamos)」は、創業者マティアス・サモスが1930年代にブダペストでマジパン作りを学んだことに始まりますが、ここセンテンドレには有名な「サモス・マジパン博物館(Szamos Marcipán Múzeum)」とカフェが設置されています。併設されたカフェでは、アーモンドペーストを使った伝統的なマジパン菓子やケーキ、コーヒーを注文できます。

     

    3. ブダペストからの電車でのアクセス

    センテンドレへは、ブダペスト市内から郊外電車(HÉV)を使って一本で行くことができます。

    移動の手順と詳細

    1. 乗車駅: ブダペスト地下鉄2号線(M2)の「Batthyány tér(バッチャーニ広場駅)」へ向かいます。地下鉄の駅から直接、郊外電車HÉVのホームへ繋がっています。

    2. 利用する路線: 「HÉV H5号線」に乗車します。終点が「Szentendre(センテンドレ)」ですので、乗り過ごす心配がありません。

    3. 所要時間と運行間隔: 所要時間は約40分です。日中は20分〜30分間隔で運行されています。

    4. 駅から旧市街への移動: センテンドレ駅から街の中心部までは徒歩約10分ほどの距離です。歩いていると旧市街の街並みが見えてきますよ。

    ※なお、春から秋(5月〜9月頃)の期間限定で、ブダペストの船着き場からセンテンドレまでの定期遊覧船も運航されています。

     

    4. ブダペストとセンテンドレの違い

    同じドナウ川沿いにある街ですが、ブダペストとセンテンドレでは街の規模や雰囲気が大きく異なります。

    • 街の規模感: ブダペストは人口170万人を超える大都市で、移動にはトラムや地下鉄が必要です。一方、センテンドレの旧市街は徒歩だけで十分に回れる非常にコンパクトな規模です。

    • 建築様式: ブダペストにはネオ・ゴシック調の国会議事堂や大聖堂など、19世紀後半のオーストリア=ハンガリー帝国時代に建てられた大型建築が目立ちます。センテンドレは18世紀頃に建てられた平屋や2階建ての家が多く、バルカン風や地中海風の要素が入った親しみやすい町並みです。

    • 過ごし方: ブダペストは歴史的建造物の見学や夜景鑑賞など見どころが多いのに対し、センテンドレは目的を細かく決めずに小道を散歩したり、カフェや露店をめぐったりする過ごし方が適しています。

     

    5. なぜセンテンドレを訪れるべきなのか?

    センテンドレを組み込むメリットとして、以下の点が挙げられます。

    移動の負担が少なく、半日で往復できる

    ブダペストからの移動時間が片道約40分と短く、交通費も安価です。移動に半日以上かかるような地方都市とは異なり、午前中に出発して午後一番にはブダペストへ戻ってくるような柔軟なスケジュールが組めます。

     

    ハンガリーのローカルなクラフトや芸術に触れられる


    ブダペスト市内の土産物店とは異なり、地元の職人やアーティストが自ら販売している店舗が多く存在します。手作りの陶器や木工品、刺繍など、一点もののクラフトを探したい方に適した環境です。

    旅の合間のリフレッシュ

    大都市の観光地特有の混雑や騒がしさから離れ、緑豊かな川沿いや穏やかな石畳の街を歩くことで、旅行中のペースダウンや気分転換になります。

     

    まとめ

    センテンドレは、ブダペストから気軽に訪問できる距離にありながら、独自の歴史とクラフト文化がしっかりと残っている街です。

    街並みを歩き、工房やショップを覗き、川沿いのカフェで一息つく——そんな落ち着いた半日旅行を楽しみたい方は、ぜひブダペスト滞在中の日程に入れてみてください。

     

    みゅうではそんな芸術の街センテンドレを日本語ガイドと巡るウォーキングツアーをご用意しています。
    【プライベートツアー】日本語ガイドと列車で行く センテンドレ半日観光 ~ドナウ川沿いのパステルカラーに彩られたアートの街

     

    日本語ガイドと一緒にブダペストからセンテンドレまで電車で往復しますので、行きも帰りも安心して移動できます。
    ガイドが街の歴史や見どころを歩きながらお話ししながら街を巡りますので、歩いているだけでは気づけない歴史や魅力、隠れたスポットも知ることができますよ。

     

     


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