行きづらいけれど、訪れてよかった村・スミュール・アン・オーソワ みゅうパリ ブログ記事ページ

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    行きづらいけれど、訪れてよかった村・スミュール・アン・オーソワ


    2017-09-06

  • 『フランスの最も美しい村』にも選ばれていなければ、『フランスの花咲く村』のお花の数も2つ。でも絵になる風景がある場所と聞き、以前から気になっていた町、スミュール・アン・オーソワ。


     

    2013年に日本のBS番組で、『世界の旅行会社が選ぶ最も美しい街ベスト10』にも選ばれた場所とか。フランスでランクインしたのはこの町だけなので、期待が高まる一方、車は町に近づいているのに、町の様子が良くみえず、ちょっと不安にもなります。大丈夫かな・・・

    村の入り口は、1444年に作られたと言うソーヴィニー門。中世の趣きのある雰囲気です。が、時間はお昼すぎ。当てにしていたこの町のはずれにあるレストランが臨時休業だったので、まずはレストランを探します。カフェやブラッスリーなどもあったのですが、町の中心地までもう少し進んでみることに。ノートルダム教会の横にみつけた、小さなレストランの看板と思われる矢印を頼りに進むと・・・

    とてもステキなテラスのあるレストランを発見♪やったー!

    そして、テラスの先を行くと・・・

     

    息を呑むような、美しい風景・・・

     

    この夏にオープンしたばかりというこのレストラン。宿泊施設もオープン予定ということで、この日も内装工事の人が出入りをしていました。レストランのオーナーに、『本当に美しい景色ですね』と話すと、『これは景色ではなくて、絵画ですよ』と微笑んでいました。まさに、おとぎ話しか絵画の中の世界です。

    予定していたレストランの臨時休業が思わぬ素敵な発見につながり、食事の後は、町をのんびり散歩。もとパン屋さんの目の前には、まるで東京の下町を思わせる店構えの雑貨やさんがあり、アジア好きなオーナーが集めたフレンチxアジアなアクセサリーなどがステキに飾られていました。

    緩やかな下り坂は、町の下を流れる川がある場所へつながります。下からみる町の様子も美しかったのですが、幼児2人連れだとやや息の上がる階段(汗)

    こちらは小道の先の小学校の校庭からの景色。通常、フランスの学校は門がしっかり閉ざされていて、保護者でさえも、開門時間以外のお迎え・学校へ入ることは不可能なのですが、夏休み中に工事にきていた業者の人が、『絶景だから』と観光客をこっそり入れてくれました♪こんな景色を毎日眺められるなんて、美に対する感性が豊かになる素晴らしい環境です。

    ◆Sumur en Auxois◆

    TGV Montbard駅より約20km。スミュール・アン・オーソワまでは、公共バスもありますが、本数が非常に限られています。アクセスが悪いのですが、絵になる風景を求めて、ぜひお薦めしたい場所です。

    (鮎)


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