ルイ14世直属軍事建築家ヴォーバンの要塞が残るベルフォール みゅうパリ ブログ記事ページ

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    ルイ14世直属軍事建築家ヴォーバンの要塞が残るベルフォール


    2017-07-08

  • フランスには2017年現在42の世界遺産がありますが、そのうちの1つ、『ヴォーバンの防衛施設群』をご存知でしょうか。 ヴォーバン(Vauban)とは、フランス太陽王ルイ14世直属の軍事建築家で、ルイ14世率いるフランス軍がヨーロッパ各地で陣地争奪を行うにあたり、要塞の築城を一任され、フランス軍の強固な守りに貢献した人物。その後ヴォーバンの築城術は世界の要塞建築史に多大な影響をもたらしました。

     

    パリからTGVで2時間半のところにある、ベルフォール Belfortという街にも、そのヴォーバンが築いた要塞がいまでも街中に残っています。 ベルフォールの要塞は1687年ヴォーバンによって構築され、現在はフランスの歴史的建造物に認定されています。ベルフォールの要塞は先述の世界遺産『ヴォーバンの防衛施設群』には含まれていません。世界遺産に登録されているヴォーバンの要塞は12カ所のみ、彼は生涯150もの要塞を構築していて、そのうちヴォーバンの建築理論が巧みに表されているものが上位12に登録されているのだとか。

     

    なぜベルフォールに要塞を?ベルフォールはドイツ、スイス国境に近いブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏というところに位置します。そのため長い歴史の中両軍との領土攻防に何度も影響を受けた地にありますが、1870年普仏戦争ではこの要塞のおかげでプロイセン領への併合を免れ、フランス領に残ることになりました。 

     

    要塞ではジョギングしたりお散歩したりピクニックしたり、今ではすっかり街の一部の建物です。

     

    さて、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏といえば???そうです、フランスで最も愛されている熟成ハードチーズ、コンテチーズの生産地なんです!!!コンテチーズは、この地方、ジュラ山脈一帯で作られるチーズで、香り高くクセがなく、一年中食べても飽きない風味豊かなチーズですね。

     

    フランスの魅力はパリだけではありませんね!地方にも魅力がいっぱいです

     

     

     

    (城)


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