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    【最新情報】日本への入国手続きとスペインへの入国手続き


    2022-06-03

  • 日本の入国規制のハードルが高く、なかなか帰国できませんでしたが、4月末に3年ぶりに日本に一時帰国いたしました!

    その際に体験した、往路の日本入国と復路のスペイン再入国の様子を、ご参考までにご紹介させていただきたいと思います。

     

    私がマドリッドを出たのは4月29日(金)、まずはマドリッドからロンドンへ。ヒースロー空港のセキュリティーチェックは以前にも増して非常に厳しく、液体だけでなく、すべてのToiletry(化粧品や洗面用品)が機内持ち込み不可とのことで、小さなプラスチックバッグに収まらない分は没収。私の場合、持参していた一口サイズのメンブリージョのお土産も、Sweetsと説明してもなぜかToiletryにされてしまい、没収されてしまいました(涙)。

    ロンドンから羽田のフライトはロシア上空を飛べないため南回りで15時間。いまだかつて経験したことのない長時間フライト、覚悟はしていましたが、やはり、辛かったです。とはいえ、小さいお子さんや赤ん坊を連れて搭乗なさっているお母さまたちのことを考えれば、何も言えません。

     

    今回、出発前に、厚生省が推奨する日本入国手続きを円滑するための事前登録アプリMySOSで「ファストトラック」を準備していきました。「ファストトラック」の内容は6月1日から少し更新されましたが、基本的な所は同じなので、その内容を簡単に紹介させていただきます。

     

    厚生省のファストトラック案内ページはこちら; https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25990.html

     

     

     

    実際に自分でファストトラックを使ってみて、感じたことがいくつかありました。

     

    1.MySOSアプリのダウンロード

    2種類あるらしく?、私の場合、Google Playストアで検索してMySOSをダウンロードしたところ、従来型のアプリ(日本入国後の健康管理や位置管理のメニューのみを含むもの)になってしまいました。

    そこで、上記の厚生省のファストトラック案内ページにあるファストトラック専用MySOSダウンロード用のQRコードおよびURLからダウンロードすると、ファストトラック用の「検疫手続き事前登録」のメニューを含むアプリを入手できました

          従来のMySOS

     

      ファストトラック専用のMySOS

     

    2.4段階の登録を行うタイミング

    ①質問票>②誓約書>③ワクチン接種証明書>④検査証明書という順番でアプリで登録していくのですが、一旦登録を開始すると、登録完了までの残り時間(日本到着6時間前)のカウントダウンが開始されるので、あまり早くに登録を始めるとトラブルのもとになったという体験談をYouTubeなどで見ていたので、私は出発の48時間前以降に①②③の登録を行いました。③に関しては入力完了後、オンラインで繋がる厚生省の審査が開始され、画面が審査中(黄色)となり、私の場合は4時間後くらいに「登録完了」で画面が緑色になりました。④PCR検査に関しては、前々日に検査を行い、前日に結果を受け取り、必要事項すべてが記入された日本語フォーマットを画像(JPEG)にして、アップロードすると、画面が審査中(黄色画面)となり、やはり4時間ほどで「登録完了」(緑色画面)になりました。

    以上、①②③④のすべての登録が完了すると、スマホ上のアプリ自体も緑色になり、アプリを開くと緑色画面に大きなQRコードが表示されます。この画面を日本到着時の入国検査にてスマホ画面で提示することになります。

    添付書類のフォーマット:③でワクチン証明書をアップロードする際と④でPCR検査陰性証明(厚生省指定フォーマット)をアップロードする際、アプリ上で添付書類としてアップロードするのですが、PDFフォーマットだとエラーになってしまうようです。なので、スクリーンショットあるいは現物をカメラで撮るなどして、JPEGフォーマットでスマホに保存したものをアップロードすると間違いがありません。私も両方ともJPEGで問題なくアップロードできました。

    入国検査の最初でファストトラック画面のQRコード提示を求められる:私自身もそうでしたが、長時間フライトの末に羽田空港に到着すると、すぐに一連の入国手続プロセスが始まりますが、最初に「ファストトラックの緑色の画面のQRコード」提示を求められます。その時点で空港Wifiがうまく繋がらず、アプリ自体の立ち上げができなかったので、事前に用意していた同画面のスクリーンショット(YouTube体験談でよくあるケースとして推奨されていたので、画像として自分のスマホのフォトギャラリーに保存しておいたもの)を開いて提示しました。その後、約2時間の手続きプロセスの中では、空港Wifiを繋ぎ、アプリを開くことがもちろんできました。

     

    3.ファストトラック利用の実態

    私が羽田空港に到着した4月30日時点では1日の入国者人数が1万人に制限されていました(6月1日からは倍の2万人になったようです)。

    入国検査プロセスの最初で「ファストトラック緑色画面」を提示できる人とそうでない人に分けられ、私は前者のレーンで進みました。しかし、ファストトラック緑色であってもそうでなくても、まずPCR検査用の唾液採取、そしてその結果が出るまで最低約1時間かかることに変わりはありません。ファストトラックレーンであってもいくつもの異なる手続きがあり、それぞれの手続き場所が非常に離れていて、広い空港の中を何百メートルも歩いたり階段を上り下りしなくてはならず、長時間フライトで疲れ切った身体には正直しんどかったです。また、各手続き場所で係員からの質問に答えたり、書類に記入したりというプロセスがあるため、あまりファストトラックの意義を認めることができなかったのが正直なところです。そして最後に到着するのが、PCR検査結果の発表を待つ待機場所ですが、ここですべての人が待たされるので、結局はファストトラックを利用していてもいなくても、入国手続きを終えるタイミングはあまり変わらないようです。私の場合は、飛行機を降りて入国手続きエリアに入ってから、そこを出て荷物受け取り場所へ向かうまで、約2時間でした。 

    また、私の場合、3回目ワクチン接種していたので、入国後の自主隔離は不要、Cocoaアプリに関しても一切指示はありませんでした。

    6月1日から入国人数上限が一挙に2倍になる訳ですが、ファストトラックに対応したデジタル入国手続きがもう少しスムーズに機能しないと、空港での待ち時間がもっと長くなるのでは?とちょっと心配になってしまいます。

    ★6月1日からファストトラック改訂:赤、黄色、緑に加えて青の画面が追加。

    世界の国と地域が赤、黄、青の3ゾーンに区分され、スペインは青ゾーンに入りました。

     

    ファストトラックの登録内容はこの国区分によって異なり、青ゾーンの国から入国する場合、ワクチン接種証明の有無に関係なく、出発前72時間以内のPCR検査陰性証明が必要、入国時のPCR検査は不要、入国後の待機は不要、となっています。スペインから入国する場合、ファストトラックの登録は①質問票>②誓約書>③ワクチン接種証明書(必須ではない)>④検査証明書の登録完了が終わると、画面は青色になるようです。

     

     

    さて、着陸後、2時間以上をかけて入国手続きを完了し、ようやくターンテーブルで荷物の引き取りですが、当然既にターンテーブルは止まっていて、荷物はその周りに置かれていました。自分のスーツケースを引き取り税関へ向かう途中、ビーグル犬が近づいてきました。

    「わぁ、かわいい」と思ったら、「荷物の中に生の野菜や果物をお持ちですか?」との質問。「海外から日本への肉製品や果物・野菜等の持込みは法律で厳しく制限されています」の文字が目に入り、気付きました! 機内で野菜不足にならないようにと自宅から使い捨てタッパーに入れたトマトとセロリを持参していたことを、そしてそのタッパーにセロリが少し残っていたことを! 機内で食べきって来るべきでしたが、後の祭り!検疫官の方に事情を説明してお詫びし、セロリの残ったタッパーをお渡しした次第でした(恥ずかしい!)

    そして、税関を通過したら、晴れて自由の身、公共交通機関の利用も可能になっていたので、電車で目的地に向かうことができました。

     

     

    今回の一時帰国中、ホテルなどに宿泊する際は特にどこから来たかなど聞かれることはなかったのですが、私の場合、病院など医療施設を訪れた際、外国から来たか、その場合いつ到着したか、3回目ワクチンはいつ打ったかなど、質問されました。

     

     

    あっというまに一時帰国が終わり、日本を発ってスペイン再入国。

    6月1日現在、スペイン入国の際の必要書類は以下の様になっています。

    https://www.sanidad.gob.es/profesionales/saludPublica/ccayes/alertasActual/nCov/spth.htm

     

    1)EUおよびシェンゲン協定圏に属する国からの入国:スペイン厚生省の健康管理質問票(SpTH)に登録して入手するQRコードも、ワクチン証明書も、不要。

    2)それ以外の国からの入国(日本もここに含まれる)

    2-1:EUの3回目ワクチン接種証明書(CCD-UE)およびそれに匹敵するものを所有する場合:SpTHへの登録は不要で、ワクチン証明書の提示のみ必要。日本で3回目のワクチンを接種したことを証明する地方自治体が発行する英語のワクチン接種証明書も有効。

    このページ、下の画像の左側の黄色い枠をクリックすると、自分が持っているワクチン証明書が有効かどうかを確認することができます。

    https://www.spth.gob.es/

     

    私はCCD-EUを所持していましたが、念のため、このサイトでチェック(Prueba de Validez)を実行して、Valido(有効)と出たので安心して入国しました。

    バラハス空港到着時には荷物ピックアップのターンテーブルに着く手前で検査があり、どの国から来たかよってレーンが分かれ、私の場合はCCD-UEとパスポートの提示を求められ、問題なくクリアできました。

     

    2-2:それ以外の場合:上の画像の右側の青い枠をクリック。

    事前にSpTHに登録して取得したQRコード提示が必要、そのためにはワクチン接種証明書、検査による陰性証明書、感染後の回復証明書、のいずれかをSpTH登録時にアップロードする必要あり。

     

     

    日本入国もスペイン入国も、その必要手続きや必要書類は随時変わっていますので、その都度、チェックすることが必要になりますが、以上が私自身で体験した、4月30日に日本入国、5月31日にスペイン再入国の現状でした。私のドジなハプニングも含め、今後渡航なさる方の参考になれば幸いです。

     

    Lucymama

     


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