ローマ時代の荘園暮らし ~カランケ考古学公園~ みゅうマドリッド みゅうバルセロナ ブログ記事ページ

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    ローマ時代の荘園暮らし ~カランケ考古学公園~


    2016-06-19

  • さて今回は、約1600年前のローマ人の暮らしを拝見!。

    ここトレドでも、紀元4世紀後半のローマ遺跡が見られるのをご存じでしたか?

    それは1983年、農家の少年によって偶然発見された、広大なローマ遺跡 ” CARRANQUE カランケ考古学公園”です 。

     600㎡にも及ぶ荘園跡の、床一杯に張り巡らされたモザイクが見事で、イベリア半島の中でも最も重要な遺跡の一つです。

    マドリッドから車で約30分。トレド県に入るとすぐのカランケ村の山間を入ること10分ほどで到着。 グアダラマ川の畔にあります。

    乾燥しきった大地が広がる中、ここだけは川の恵みで豊かな緑に潤い、なるほどローマ人が、居住区に選んだだけあると納得の立地条件。

    ちょっと怖い木の橋を渡って、、入り口では親切なお姉さん方がお出迎え。

     

    宮殿を中心とした遺跡跡の全景。

     

    では、いざ住居跡の中へ。

     

    元々は、オリーブオイルの生産で財を成したお金持ちの荘園。オリーブオイル生産施設やワインの貯蔵庫もあったりと、豪勢なお屋敷でした。

    もちろん住居なので、サロンや寝室、台所に浴室等、全てがこの中にあったそうで、ガイドさんの説明に、1600年の時を超え、想像の翼はどこまでもワクワク広がるのでした。 

    古代神話をモチーフにしたモザイクも数々

    細かい仕事・・・。

     

     

    この説明板にあるように、床暖房も設置されていたそうで、その跡がこれ。この辺りも、冬は寒いから快適だったことでしょう。

     

     

     ローマ時代の宮殿跡。当時は、このような大理石の柱があちらこちらと宮殿を装飾していた。

     大理石は、地中海(アナトリア、エジプト、ギリシャ、チュニジア、イベリア半島)の採石場から運ばれてきたもので、40種類に上るとか。 すごい財力。。

     

    宮殿の傍には、サンタ・マリア教会跡も。

     

    お庭でトカゲ発見。きっとキミも古代ローマ時代からの子孫だね。 

     

    Naranja

     


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