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							ボーヌで一番の観光名所、オスピス・ド・ボーヌ Hospices de Beaune は、1443年に 大法官二コラ・ロラン Nicolas Rolin とその妻 ジゴンヌ ドゥ サラン Guigone de Salins によって建設された病院です。中庭を囲むカラフルなモザイク模様の瓦屋根が有名です。  庭園に設置された彫刻は、右が二コラ・ロラン、左がジゴンヌ ドゥ サラン。  オスピス・ド・ボーヌは、オテル・デューと呼ばれる施療院でもあり、またワインのアペラシオンでもあります。施療院は貧しい人たちのための病院として作られましたが、それと同時に所有するブドウ畑でワインの醸造も行っていたからです。二コラ・ロランとジゴンヌ ドゥ サラン、彼らが所有してたブドウ畑を施療院に寄付をして、以降現在もオスピス・ド・ボーヌのワインが製造販売されています。彼らが所有していた畑は、彼ら自身の名前が付いていますので、オスピス・ド・ボーヌのジゴンヌ ドゥ サラン畑ワイン、なんてラベルに書かれていますよ。 アーチ型の木造天井が美しい。  世界で最も有名なワインオークションである、ボーヌ栄光の三日間(11月の第三日曜に開催)での売り上げの一部は、この施療院に寄付されております。 館内では、かつての病院の風景が再現されており、当時の病室の様子や薬の調合施設などが見学できます。  オスピス・ド・ボーヌでの一番の目玉は、ロジェ・ヴァン・デル・ヴァイデン Rogier van der Weyden 作『最後の審判』祭壇屏風画。フランドル絵画の最高傑作といわれています。作品を傷めないように、真っ暗な部屋に展示されています。(フラッシュ撮影禁止)  貧しい人のために病院を作った二コラ・ロランは、慈愛に満ちたすばらしい人格者のようにも見えますは、実際は権力を乱用して私財を蓄積してきた悪い奴らしいです。「このまま死んだら絶対地獄行きだよ!最後に何かいいことしたほうがいいよ!」とか奥さんのジゴンヌにいわれて、このオスピス・ド・ボーヌの建築を行ったそうですよ。  オテル・デュー Hôtel Dieu とは、フランス語で「神の館」という意味。病院は、神に一番近い施設だからなのでしょうか・・・  ボーヌ一の観光名所、オスピス・ド・ボーヌ(オテル・デュー) 施療院 ブルゴーニュワインの博物館がボーヌ、シャブリ、マコンに同時オープン (森) 
ボーヌ一の観光名所、オスピス・ド・ボーヌ(オテル・デュー) 施療院
2023-12-05
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