パリ工芸博物館のMOF展♪MOFって何? みゅうパリ ブログ記事ページ

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    パリ工芸博物館のMOF展♪MOFって何?


    2017-12-08

  • パリ工芸博物館(Musée des Arts et Métiers)にて行われている、MOF展に行ってきました。

    MOFというのは、国家最優秀職人賞(Meilleur ouvrier de France)のことで、フランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される賞で、対象となるのは料理、製菓、パン以外にも、宝飾品、工芸品、ガーデニングなど幅広い職種です。

    MOFのコンクールは、3年に一度開催され、合格者にはフランス大統領の名において、大統領官邸であるエリゼ宮にてMOFのメダルが授与され、フランスの国旗カラーの青白赤の襟をつけることが認められます。

     

    真ん中の写真で、MOFのトリコロールの襟が写っていますね!このビデオの部屋、いろんな職種のMOFの人の手さばきが見られるので、すごく面白いです。時間が経つのを忘れて、じーっと見入っちゃいます。

     

    職人の使う道具の展示。必要なものがきっちり収まっててすごい!

     

    刃物だけの展示。面白い形のものもあって、飽きません。

     

     博物館入口。MOFのポスターがかわいい。

     

     

    そして、この博物館敷地には、自由の女神像がさりげなくいます

     

    常設展の方の吹き抜けには、天井いっぱいに羽を広げる、「航空機の父」クレマン・アニェス・アデール(Clément Agnès Ader)の作った飛行機、アヴィヨン(Avion)号。フランス語で「飛行機」を意味するアヴィヨン(Avion)は、アデールの試作機に由来していると言われています。

     

    また、この博物館には、フーコーの振り子(Pendule de Foucault)もあります。10メートル以上の長い振り子の下に質量の大きい重りをつけたもので、パリ出身の物理学者レオン・フーコー(Jean Bernard Léon Foucault)が1851年1月8日にパリのパンテオン(Panthéon)で公開実験を行い、地球の自転を証明したものです。

    常設展のほうにも面白い展示がたくさんあって、見ごたえのある博物館です。

     

    Exposition Les Meilleurs Ouvriers de France
    (2018年1月7日まで)

    Musée des Arts et Métiers 
    60 Rue Réaumur, 75003 Paris 
    10-18時 月曜休館

    (桃) 

     


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