日本人画家レオナール・フジタが手掛けた礼拝堂 みゅうパリ ブログ記事ページ

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    日本人画家レオナール・フジタが手掛けた礼拝堂


    2019-09-24

  • フランスで活躍した日本人画家レオナール・フジタ(藤田嗣治)の晩年に手がけた最後の大作、フレスコ画や内部装飾で知られる、フジタ礼拝堂(1965-1966年)。レオナール・フジタと、最後の妻君代さんがここに埋葬されています。 ここランスはフジタにとって日本に継ぐ第二の故郷なのです。

     

     

    フジタは自身が手掛ける最後の制作として、この礼拝堂のフレスコ画製作に励みました。フレスコ画とはイタリア語でフレッシュ(fresh)=新鮮という意味。漆喰を壁に塗り、その壁が乾かないうちに絵の具で直接壁に描いていく手法。

     

    この礼拝堂制作時、フジタはすでに80歳を超えていました。なんとたった3ヶ月で全てのフレスコ画を描きあげたそうです。礼拝堂が完成した2年後、1968年にフジタは亡くなりました。

     

     

    フジタが描くキリストの生誕。 フジタらしい淡い色ですよね。

     

     

    こちらは最後の晩餐のシーン。 この最後の晩餐の絵の下に、フジタは眠っております。

     

     

     

    この絵はフジタらしい、ランスらしいシーン。聖母が収穫したブドウを手に持っています。しかもワイン樽に座っている!奥に小さく見えるのは世界遺産ランス大聖堂。この土地ならではの作品ですね。

     

     

     

     

    とても小さな礼拝堂ですが、フジタが全身全霊のかけて築いた渾身の作品。ランスまで来たらぜひのぞいてみたいところの1つです。

     

     

     

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    (城)


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