常連が心配するほどのコスパ最強!感動を呼ぶ本格フレンチレストラン 「オー・プリュム(Aux Plumes)」 みゅうパリ ブログ記事ページ

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    常連が心配するほどのコスパ最強!感動を呼ぶ本格フレンチレストラン 「オー・プリュム(Aux Plumes)」


    2019-01-14

  • 元同僚の恩人、日本人シェフとその奥様がパリでレストランを立ち上げたということで、ぜひ行こうと思っていたお店、「オー・プリュム(Aux Plumes)」に念願かなってやっと行くことができました。

    子供が生まれたなどの事情もあり、なかなか行けずじまいだったこの店。

    行って後悔したこと。

     

     

     

     

     

     

     

     

    なんでもっと早くいかなかったのだろうか!!!

     

    子どもがどんなに泣こうが、叫ぼうが(周りには迷惑ですが、、、)、気にせず通っていればよかった。

     

    それほどまでに、印象に残るレストランでした。どれくらい「いい」かというと、「両親がフランスに来る機会があるとすれば、絶対に連れていきます」と断言できるレベル。問題は、その良さを私の文才で表現できるだろうかといったことでしょうか。

     

    さて、行ったのはランチ。コースは2つありました。

    「前菜3種+メイン+ココットに入った温野菜」が18ユーロ。メインは魚か肉を選ぶといった感じです。

    そして、前菜x2、魚、肉、デザートの5品で構成されたデギュスタシオンコースが32ユーロ。デギュスタシオンコースを頼むときは、テーブルすべての人が同じコースを頼まなくてはいけません。

     

    色々と悩んだ挙句、32ユーロのデギュスタシオンコースにしました。そして、それが大正解。このお店のデギュスタシオンコースは、常連が心配するほどのコスパです!そもそも、32ユーロでメインが魚と肉の両方出て来るって、そんなの普通じゃありえないです。相当食材費を抑えているのかなと予想しましたが、完全に予想は覆されました!!

    個人的には、絶対にデギュスタシオンコースをお勧めします。

     

    さて、それではどのような料理だったかということ、

    2品の前菜の前に出していただいたアミューズ・ブーシュ。

     

    ウナギに何かのペーストがかかったもの。ふんわりとして、軽いペーストと、味わいのあるウナギがうまくマッチして、とてもおいしかったです。食欲が刺激されました。

     

    前菜1品目:セロリのヴェルーテとブリア・サバランチーズ。

     

    ヴェルーテはとてもクリーミーで、セロリの臭みは全くありませんでした。ブリア・サバランチーズがヴェルーテの中で溶けることによって、より濃厚な味を楽しむことができました。

     

    前菜2品目:ローストした玉ねぎと黒トリュフ。

     

    このトリュフは、目の前でスライスして頂きました。スライスしたとたん、トリュフの香りが周りに広がります。このあたりから、本当に32ユーロのコース?と思い始めました。こんな高級食材つかって、さらにこの価格で大丈夫なのだろうかと。(いつもトリュフが出るわけではありませんので、ご了承ください。)

     

    メイン魚:舌平目とブロッコリー。

     

    ふんわりとした舌平目は絶妙な火加減。面白い形をしたブロッコリーも食感がこりこりしていて、舌平目とのコントラストを楽しめます。一つ一つにシェフのこだわりが見出せます。

    メイン肉:隣の肉屋さんの熟成肉ステーキ*。

    (*熟成肉ステーキはデギュスタシオンメニューに6ユーロの追加がかかります。ちなみに、安い18ユーロのメニューでも 12ユーロの追加で熟成肉が食べられます!)

    シェフの奥様が「隣の肉屋さんの熟成肉なんですー」と持ってきたこの肉。

     

    私が人生の中で食べた肉のなかで最もおいしい肉でした。

    肉を食べた後、凝縮された肉のうまみがずーと口の中に持続する感じ。

    こんな経験、初めてでした。

    「え、何この肉?うますぎる、、、」

    もう、感動しかありません。

     

    後で調べて分かったのですが、「隣の肉屋さん」が、数々の3つ星レストランを顧客持つ、「世界一の肉屋」と評判のHugo Desnoyer(ユーゴ・デノワイエ)でした。

    肉好き必見!パリの「世界一のお肉屋さん」のランチ♪

    1歳半の子どもがいたので、一部ウェルダンで焼いてもらって子どももおいしく食べていましたが、赤ちゃんなので、飲み込むことができず。こんな世界最高の肉を物心もついていない赤ちゃんに食べさせてしまって、なんともったいないことをしたのだろうか。。。

     デザート:さっぱりしたレモンのシャーベット

     

    最後をしめくくる濃厚だけどさっぱりとしたシャーベット。

     

    どうですか。このクオリティーで、32(+6)ユーロってありえないでしょ。

    先ほどの奥様に「この値段でこのクオリティーの食材使って大丈夫なんですか」って伺ったところ、「常連さんはもっと値段上げないとだめだって言ってくれるんですよー。でも、シェフがこれでいきたいっていうので―」って、笑顔でおっしゃっていました。

    そこで、本日2回目の感動。

    周りに流されることなく自らの信念を貫くシェフと、それを理解し支えるマダム。ほんとうに素敵なお店だなと。      

     

    ちなみに、18ユーロのコースを食べ居る方が隣のテーブルにいらっしゃいましたが、「これで18ユーロ?」というレベルの充実さでした。

     

    感動を呼ぶレストラン。

    日本語も通じますので、予約をしてからお越しになるといいと思います。

    Aux PLUMES cuisine de saison et vins

    45 rue Boulard 75014 Paris

    http://www.auxplumes.com

    (渦)


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