モンサンミッシェルの干潟ウォーキング @ 期間限定[みゅう]バスツアー みゅうパリ ブログ記事ページ

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    モンサンミッシェルの干潟ウォーキング @ 期間限定[みゅう]バスツアー


    2018-09-24

  • モンサンミッシェルでぜひやってほしいアクティビティが、モンサンミッシェルの干潟ウォーキング。

    モンサンミッシェルの背後に広大に広がる干潟を、専用のガイドとともに歩くことができます。モンサンミッシェル観光した際に、干潟を歩いているグループを見た方も多いはず。

    干潟を歩く際は、専用のガイドをつけることが義務づけられています。それは、流砂といって、底なし沼があるからです。

    この干潟ウォーキングを体験できる[みゅう]バス年一回の期間限定ツアーが、

    Wi-Fi付バスで行く大潮のモンサンミッシェルへ行く2日間 ~どろんこウォーキング体験~ (1泊2日ホテル宿泊付き)

    です。

    2018年は、8月12日に催行いたしました。その際の干潟ウォーキングの様子をご紹介します。

    こちらが、今回の専門ガイド。干潟を知り尽くしたスペシャリストのティエリーさん。「干潟を歩く日本人のグループは非常に少ないんだ。個人的には、日本人を担当したのは初めてだよ。日本人にも干潟の良さを知ってもらえてうれしいよ」とのこと。

     

    出発した際の天候は、残念ながら雨がぱらつく悪天候。風が強く、傘は飛ばされて危険なので、カッパを着てもらいます。現地の売店でも売っていますが、品質はいまいち。しっかりとしたものを日本から持ってきた方がいいですね。

     

    普段であれば、橋の上を渡りますが、本日は、橋の下。橋の真下も通過しました。なかなかできない体験です。

     

    モンサンミッシェルの姿は、橋と道路のある通常正面からしか見られませんが、干潟を歩けば、360度からあらゆる姿をみることができます。

     

    この角度!見慣れているモンサンとは違い、新鮮!側面からみるとモンサンミッシェルはこんな風に見えるのですね。

     

    さらに回り込むと、反対側にはこんもりと木々が見えてきます。こんな風になっていたんですね。

     

    今回のウォーキングはモンサン島から、7キロ離れたトンブレーヌ島まで行って帰ってくるというコース。そこまで行くのに、2回川を渡ります。川といっても、深さ、流れは、干潮や満潮のタイミングで常に変わります。川幅が大きくなったり、深くなったり、常に変化するので、専門ガイドのティエリーさんが先導して、安全を確かめながら、我々は後をついていきます。

     

    さらに、多少流れのはやい川を渡る時のコツ。川の流れに対して、直角に最短距離を行くのではなく、流れにそって川下に斜めに進むこと。そうすると、流れに足を取られて、転倒などを避けられるのだそう。

    川の深さは膝あたり。水位が低いわりに、流れの体感は結構つよいです。もう少し水位が高くなり、流れも強いと、2人一組で腕を組みながら進むそうですが、今回は1人で大丈夫でした。

     

    2つ目の川を渡ります。こっちは川幅が先ほどよりも、倍以上ありました。しかし、川幅が広ければ広いほどほど、流れの強さが分散されるので、渡るのは簡単なんだとか。川幅が狭い方が、流れが強く、水深も深い場合が多いので、危険だそうです。

    歩いている私たちは、知らないことばかりで、発見の連続!アドベンチャー教室のようです。

     

    遠くに見えるのが、トンブレーヌ島。あそこまで歩きます。中世の時代、巡礼者たちは、この干潟を歩いてモンサンミッシェル島までやってきました。かつてはここを命がけで渡ったのですね。

     

     

    トンブレーヌ島に着いたら島の説明。15世紀の英仏100年戦争の時代は、この島までイングランド軍に占領されたそうです。ですから、城塞の廃墟が島のところどころに残っています。今では、野鳥保護区域になっていて、産卵の時期には完全に立ち入り禁止になるそうです。

     

    トンブレーヌ島から振り返ると、北側(橋の反対側)からみたモンサンミッシェルの姿が。水面に反射して、逆さモンサンミッシェルが見れました。風がなければ、もっときれいな逆さ像が見えるそうですが、残念!

     

    モンサンミッシェル島に戻る時に、急にティエリーさんが、足をバタバタさせ始めました。「ここに流砂があります!」とのこと。参加者のなかには、緊張が走りました。

     

    流砂は、薄い粘土質の層が水の上にできている状態のことを言います。足踏みをしていると、その層に亀裂が入り、足が見る見るうちに砂の中に入ってしまうのです。

    中世の時代、この現象を巡礼者たちがみて、悪魔の仕業だと考えられ、流砂に足を取られた人を助ける人はいませんでした。それほど、ひとびとに怖れられた現象です。

     

    さらに、パニックになり、足を無理やり抜こうとすると、粘土層にがっちり足がとられ、とても危険なのです。

     

    しかし、出方は簡単。ゆっくりと足を円を描くように動かします。粘土質の層なので、ゆっくりと動かせば、足がはまっている穴は少しずつ広がっていくのです。穴が十分に広がったら、足はスポット抜けます。

     

    足を抜く前に、ティエリーさんの鉄板ネタ!スーパーマン!

    参加者の皆さんで流砂の上を歩きましたが、何やらぐにゃぐにゃしていて、水の上に浮かべたマットの上を歩いているような感じでした。この感覚、新鮮です。

     

    この後、モンサンミッシェル島までもどって、干潟ツアー終了となりました。

    この後、モンサンのもう一つの醍醐味、「大潮」をこのツアーでは堪能することになります。モンサンミッシェルの干潟はヨーロッパ最大級の干満の差があることでも有名です。特に、満月と新月の時は、その差が最大になり、モンサンミッシェル島が水に囲まれます。これを「大潮」といいます。年に数回しかない、この大潮の時期には、幻想的なモンサンミッシェルの姿を見ることができます。

     

    この干潟ウォーキングと大潮を体験できる[みゅう]バス年一回の期間限定ツアー

    2019年の催行も、企画検討中!商品化の際は、ぜひともご参加くださいませ!

     

    Wi-Fi付バスで行く大潮のモンサンミッシェルへ行く2日間 ~どろんこウォーキング体験~ (1泊2日ホテル宿泊付き)

     

     


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