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今では約2万3000点ほどの美術品が貯蔵されているクリュニー中世美術館。ここは1~3世紀にかけて作られたローマ時代の浴場跡で、当時はセーヌ川から水を引き、熱温・微温・冷水の3種類の浴場、さらにプールと運動場を備えた施設でした。それを14世紀にブルゴーニュのクリュニー修道院が修道院長の別荘として建設し、それが現在の美術館の建物となりました。

特に美しくて有名なのが、6枚のタペストリー《貴婦人と一角獣》です。それぞれ貴婦人、ライオン、ユニコーンの絵模様が特徴ですが、その6枚のうち5枚は「味覚」「聴覚」「視覚」「嗅覚」「嗅覚」「触覚」を表現しています。このタペストリーはパリでデザインされたのちフランドルで製造され、フランスの女流作家であるジョルジュ・サンドが賞賛したことでも有名です。

他にも、革命時に破壊されてしまったノートルダム大聖堂のオリジナル彫刻群を集めた部屋や、ステンドグラスを集めたきらびやかな展示室などがあります。



美術館内の見学が終わったら、是非中世の庭にも足を運んでみてください。
ここには、当時よく使われていたハーブ(よもぎ、ミント、セージ等)やよく食べられていた野菜(たまねぎ、キャベツ等)が今でも育てられています。
ローマ時代の浴槽跡も見学可。
美術品だけではなく、当時の人たちの生活スタイルを今でも肌で感じられるので、休日に足を運んでみるのもいいかもしれません。
6, place Paul Painlevé, 75005 Paris
Tel. +33 (0)1 53 73 78 00(自動音声)+33 (0)1 53 73 78 16(受付)
開館時間:9時15から17時45
休館日:火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
入場料
一般:7.5ユーロ
割引料金(25歳未満):5.5ユーロ
※18歳以下は無料
※毎月第1月曜日は無料(NY)
学生街にひっそりと佇む、クリュニー中世美術館
2014-07-15
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