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    ハーナウ グリム兄弟の町をめぐる


    2018-10-01

  • グリム童話で有名なグリム兄弟はもしかしたら日本人に一番名前を覚えられているドイツ人かもしれません。そんな彼らが生まれた町ハーナウはフランクフルトから電車でおよそ30分ほど行った町です。

    ハーナウの駅はハーナウ中央駅とハーナウ西駅がありますが、Sバーンで来た場合はハーナウ中央駅になります。中央駅だと思って町中だと油断していると痛い目にあいます。駅は町中心から離れているところに位置しており、徒歩およそ20分、バスも駅から出ています。

    駅から出ていたバスの側面、グリム兄弟がいました。フランクフルトではこのタイプのバスはみかけません。ハーナウ限定なんでしょうか。

    町中に向かう最中もグリム兄弟を発見。探すと結構グリム兄弟ゆかりのものが道のあちこちにありました。

    さて町の中心、市庁舎前にグリム兄弟の像がありました。大きな広場にポツンと立っています。訪れた日は日曜日だったため、人もまばらでした。

    しかし天気に恵まれたので空の青さと相まってグリム兄弟の像も素敵に写真に写りました。

    立っているのが兄のヤーコプ、座っているのが弟のヴィルヘルムです。よく、「兄が弟を見守るように…」という解説文を目にしますが、実際この像を見てみると見守るというより一緒になにか調べ物をしているように思えました。実際二人とも学者だったためふたりでこのように考えたり読んだり意見を交わすことが多かったのではないでしょうか。

    この像の足元にはこのようなプレートがはめ込まれています。

    ハーナウはブレーメンまでの約600kmにもおよぶメルヘン街道の出発地点です。プレートには言語学者、童話収集者ヤーコプ、ヴィルヘルムグリム メルヘン街道の出発点という内容が刻まれています。

    この兄弟の像から北へ少し歩くと、フライハイト広場Freiheitplatzにでます。今はバスターミナルとなっていますが、第二次世界大変以前はグリム兄弟の家があったようです。

    この広場の近くの通り、Langstr. 41番地にはグリム兄弟の一番小さい弟ルートヴィヒが住んでいたとされる生家がまだありました。家の前に標識があったので見つけやすかったです。

    期待せずに見に行くのをおすすめします。現代のビルという感を否めません。

    そして、最後にゴールドシュミードハウスGoldschmiedhausです。先ほど紹介した、フライハイト広場から北西にAm Freiheitpl.通りを行きMarktstrasseを少し歩きます。そして右手に見えてくる木組みの家がゴールドシュミードハウスです。

    中の展示物は装飾品がメインになります。細かい作業が必要であるのがわかる、「ほしい~」って思ったアクセサリーがたくさんありました。ちょっと派手ですけど、現代でもまだまだ通用しそうな形や色をしています。

    このティアラも印象に残っています。

    受付の下の階にはどういった器具を用い、どういった材料があるかなどの展示がありました。器具なんかは私にはチンプンカンプンでしたが、わかる人にはすぐにそれが何であるのかわかるのでしょうか。

    ゴールドシュミードハウスGoldschmiedhaus

    Altstädter Markt 6, 63450 Hanau

    火-日曜日 11:00 – 17:00 月曜日 定休日

    大人 3.00ユーロ

    グリム兄弟が生まれた町、ハーナウはフランクフルトのベッドタウンとされています。グリム兄弟のグリム童話から連想するようなメルヘンな町ではなく、現代的な町という雰囲気です。1日あれば観光箇所ほぼすべてクリアできます。

    特にメルヘン街道を訪れる方、是非立ち寄ってほしい町でした。というのも、ハーナウの後に出てくるメルヘンな町々とのコントラストを一層引き立てられるからです。また、フランクフルトに滞在される方、近場のおでかけにおすすめです。今回は書きませんでしたが、町はずれのフィリップスルーエ城はいいお散歩コースになります。

     


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