スイスの地の果て、空中の谷のVal Calnegiaへ ミキトラベル・ジュネーブ ブログ記事ページ

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    スイスの地の果て、空中の谷のVal Calnegiaへ


    2020-07-18

  • ボンジョルノ!今回のブロゴ記事はスイスのイタリア語圏についてです。不思議なことにこのイタリア語圏のティチーノ州というのは国内で最も人気の観光地で北米で例えるとフロリダ州のような存在で暖かい気候を求めて沢山の観光客や定年を迎えた主にドイツ語圏の年金受給者達が老後の生活を送りに来ている地なのに日本人の観光客はあまり目を向かないスイスの一部です。なぜかはわかりませんが、知名度は低いのとイタリアに似た感じでそれならスイスではなくてイタリアに行けばいいだろうという結論かもしれません。

    素晴らしい観光資源に恵まれて、ちょっと違うスイスが味わえるこの州を紹介したいと思います。

    まずスイスアルプスを越えないとティチーノ州には着きません。チューリッヒからは2時間くらいです。途中は世界一長い鉄道トンネルを通過します。57キロのゴッタルドベーストンネルです。20分の間は真っ暗の中を走ります。今回の最初の目的地はルガノではなくてロカルノなので世界遺産の街のベリンツォーナで乗り換えです。国際映画祭で有名なロカルノから目指したのは、Maggiaの谷を通て、Bavonaの谷にあるForoglioの村です。ロカルノからバスで行けますが、本数は少ないので事前確認は必要です。ロカルノで前泊した方ゆっくりできます。Foroglioはティチーノ州の山の谷によくある石で造られている家の集落です。とても素敵な場所です。レストランもあるので食事は可能ですが、待ち時間はあります。

    最初の見どころはForoglioの滝です。村からたたの10分の徒歩なので簡単だと思いきや結構のチャレンジです。険しい道で岩を登らないといけない場面もあります。難しいわけではありませんが、足元はしかりと固定させている靴は必要です。掲載している動画でわかりますが、すぐ近くまで行けます。村からも見えますが、近くまで歩く価値はあります。これだけでは満足できない場合は1時間半離れているCalneggiaの集落まで歩くことお勧めします。ただ、往復で3時間は確実にかかることと最初の部分は滝の上のところまで登らないといけないので体力は必要なコースです。途中、標識はないところもありますが、基本的に標識はなければ真っ直ぐ歩けばという理解で大丈夫です。30分強上がっていくとうれしい発見です。美しい石橋です。そこからは優しい登りで歩きやすいと思います。ここで休憩してまた降りるのもいいです。石橋から10分くらい歩いたら右にある橋を渡ると集落のような場所に行けます。とても変わった家ですね。半分以上が大きな岩からできています。Calnegiaに到着です。冬は雪崩の危険はあって無人となりますが、春から秋にかけて住民はいるようです。今回は誰もみませんでした。集落のすこし上まで登るときれいな全体写真は撮れます。麓に戻って、ロカルノに戻る前にティチーノ州を代表するテラス式の居酒屋であるGrotto(グロット)での一杯お忘れなく!こちらのグロットは麓の村ではなくてロカルノに戻る途中にあります。ぶどうの木の下で飲むビールはうまいです。サルーテ!


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