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    アルプスの朝焼け 


    2015-05-21

  • アルピニストじゃなければ、体験できないアルプスの朝焼けを、皆さんもZermattで実現できる?!?!これは、絶対に逃せない経験です。

    みゅうスイス担当、ヒマラヤ、アフリカ、ロシア、アルプスと数々の高峰に登ってきた登山歴25年の私が、強くお勧めします!世界中探しても、登山電車やロープーウェイに手軽に乗れて、こんなに簡単に4000メートル峰を間近かに拝められるところはZERMATT以外にないでしょう・・・。

    ちょうどチナル・ロートホルンに登った時の日の出の情景をカメラに収めましたので、ご覧下さい。アルプスの朝焼け体験がどんなものか、少しでも皆さんにお伝えできればと思い筆をとっております。出発は、早朝の暗いうちです。

    張りつめた冷たい空気を頬に感じながら、一歩一歩アイゼンをひっかけないように、下を向いて歩きます。ふと前を見上げると、ピカリと輝く北極星と、群青色から徐々にグラデーションがかかった水色が山のシルエットがくっきりと見え始めていることに気づき、シャッターを切りました。

    ツェルマットの谷の東側は、SAAS FEEザースフェーの谷です。ミシャベル山群のほうから日が昇りますので、まずこちらの空にオレンジのベールがかかり始め、徐々に白んできます。

    ツェルマットを代表するマッターホルン側は、ミシャベル側からの太陽光線が差してくるまで、なんの物音もなく静かに、そしてどっしりとたたずんでいるのです。平和の象徴のような情景です。

    だいぶ日の出に近づいてきます。

    マッターホルンの背後の空が、薄い紫色から薄いピンク色へ変わってきます。アルプスのスペキュタクラーが始まります。!!この色のグラデーションは柔らかく優しい・・・。

    マッターホルンの北東壁側に太陽が当たりはじめます。ぞくぞくしてきます!

     

    徐々にマッターホルンの姿が太陽に照らされ、誇り高く見えてきます。そして、山肌がどんどん薄いピンク色がオレンジ色へ、紅色へと変わっていきます。頂上直下400メートルほどの岩石は、アフリカ大陸から地殻変動でここまでやってきた事は遅筆学者により証明済みで有名な話ですが、今、目の前でそのマッターホルンが、歴史を超えて輝き始めています!

    一瞬も目を離せません。一刻一刻、山はいろんな表情を見せてくれるのです。視界の良い日は、この写真のように遠く右の奥に、ヨーロッパ最高峰モンブランがピンクに染まっている姿さえも見えます。あまりの美しさに感動し、涙が出てきそうです。静かな荘厳な雰囲気に包まれたあなたの身も心も、一生この瞬間を忘れることがないでしょう。どんな著名なアーティストも自然の美には到底かないません。

    ・・・・、と、私の経験をブログを通じで皆さんと少し分け合ったわけですが、アルピニストは、ザイルやマテリアルが入った重いザックを背負い、一歩一歩雪上を登っていきます。指が凍え、時にはリスクを背負って・・・頂上を目指すのです。

    **** このようなアルプスの朝焼けを、こんな苦労をしなくても皆さんも体験できるサンライズツアーがあります。ツェルマットにいらっしゃった際には、是非、感動する体験をしていただきたいと願っております。  

    みゅうスイス 担当 ゆき

    注意事項:天候により朝焼けの空の色、山肌の色等は変わります。

    ハイキング特集もご用意しております。是非ご覧下さい。

     


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