ユネスコ生物圏保存地域エントルブッツの地を訪れて ミキトラベル・ジュネーブ ブログ記事ページ

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    ユネスコ生物圏保存地域エントルブッツの地を訪れて


    2020-07-10

  • スイスにはユネスコ生物圏保存地域は2か所があります。グラウビュンデン州にあるスイス国立公園と2001年に生物圏保存地域として登録されたこちらのエントルブッツ(Entlebuch)地区です。位置的にエメンタール地方とアイガー、メンヒ、ユングフラウの3山に代表されるアルプスの名峰が連なるベルナーオーバーラント地方の間に挟まれている地域になります。この地の中心地となるSorenbergに出かけてみました。Sorenbergは小さなリゾートで主にスキーシーズンで盛んですが、夏は沢山の子供連れ家族やハイカーたちで賑わっています。元々Sorenbergを訪れる観光客はほぼ100%スイス国内からなので今回のコロナの影響は受けていないどころか去年より観光客は増えているということです。

    公共交通機関での行き方ですが、まずルッツェルンやベルンからはSchupfheimまで電車で行きます。そこからはスイスを代表する乗り物のポストバス(241番線)に乗って、Panoramicstrasse(パノラマロード)をドライブして、30分弱でSorenberg Postで降りれば良いです。ちなみに今日は7月6日に乗り物内のマスク着用が義務化されてからの初めての遠足で色々な乗り物に乗りましたが、見事に毎回、乗客全員はマスク着用していました。やはりスイス人はクリアーなルールが好む国民性で義務化されたらちゃんとそのルールに従うようで安心しました。

    Sorenberg Postで降りずもう少しバスに乗るとこちらの写真のロープウェイ乗り場に辿り着きます。ベルナーオーバーラント地方の有名な展望台であるブリエンツ・ロートホルンはご存知だと思いますが、通常はブリエンツから可愛い赤い蒸気機関車で上がっていく展望台です。あまり知られていないのですが、Sorenbergからでもこのロープウェイでアクセスは可能です(しかもこちら側は冬でも運行されています)。夏にルッツェルンからインターラーケンに移動する時のお勧め絶景ルートです。

    この山の反対側はブリエンツ湖とユングフラウ地方す。       

    今回はSorenberg Postのすぐ近くから出るゴンドラでRossweidへ。そこから生物圏保存地域を歩きながら、Salwidili、そしてKemmeribodenbadを目指します。全体的にスポーツシューズで歩ける簡単なハイキングです。Salwidiliまでほとんど上下はありません。

     生物圏の多くの部分は湿地帯で占められています(スイス最大級です)。今回は観光局の担当者が案内してくれていたので裸足で歩いてみることができました。案内人はいない時はやっていいかどうかは微妙かもしれません。濡れていてフニャフニャとした地面なので非常に気持ちよかったです。

    湿地帯以外はこの生物圏のもう一つの特徴はこの写真の奥に見えるSchrattenfluhと呼ばれている白い山です。石灰岩の山ですが、これだけ広い面積(14平米キロメートル)で植物は殆どないということは珍しいそうです。

    ランチはSalwidiliの山岳ホテル・レストランにて。料理はルッツェルンの名物料理であるルツェルナー・クーゲリ・パシュテーテがベースですが、ハートの形はこのレストランのシェフの拘りだそうです。

    Kemmeribodenbadまでの後半の部分は生物圏から外れますが、スイスらしい風景が楽しめます。

    Kemmeribodenbadにある立派な木材でできているホテル・レストランです。レストランの前からポストバスが出ています。

    観光局の担当者に言われた通りにこのレストランの名物のメレンゲをオーダーすることにしました。小と大がありますが、小さいのでも食べきれずの大量でした。


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