チェコ クトナー・ホラの観光・見所について

クトナー・ホラ

クトナー・ホラ

中央ボヘミア州の都市、クトナー・ホラは13世紀から16世紀においては経済や文化、政治においてプラハを凌ぐほど発展しており、ボヘミア王国で第2の都市として栄えていました。
セドレツに建てられたシトー会の修道院から町が誕生しました。1260年に修道院の領地内にあるクッテンベルク山において、ドイツ人鉱夫が銀の採掘を行ったためクトナーホラには「国の財宝庫」という異名があります。山の名は古いチェコの言語で修道士が被る僧帽KUTTENまたは採掘のKUTANIに由来すると言い伝えられています。
町には鉱山労働者の守護聖人でもあるバルボラを記念して建てられた聖バルボラ教会(ドイツ出身のペトル・パルレーシュの設計)やセドレツの納骨堂があるほか、造幣局として使われていたイタリア宮(イタリアンコート)、国内有数の公文書が所蔵されている石の家などの見どころがあります。静かな中世の面影を残した町を歩くと、まるでタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。

クトナー・ホラ1 クトナー・ホラ2

見どころ

クトナー・ホラは昔は銀山の採掘によって栄華を極めていましたが、16世紀に入り銀は掘りつくされてしまい、1726年に鉱山の坑道が閉じられました。
一方で町は開発を逃れたこともあり、中世の姿を今に残しています。古い記録によると、985年から995年に製造された銀製の通貨がクトナー・ホラの町の一部となっているマリーンから出土されています。町は東へと拡張していき、セドレツの地区とはマサリコヴァ通りで交わり、西の端にはセドレツの納骨堂がその畏敬なる内装を内に秘めて佇んでいます。この納骨堂はおよそ4万人の遺骨を保管していて、そのうちの1万人の遺骨を用いて礼拝堂内各所を形成していることで有名であり、見どころの一つです。
また、世界遺産となっている聖バルボラ教会も是非見ておきたい場所です。完成まで500年以上もかけられたこの教会が始まったのは1388年のこと。フス戦争があったこと、また資金難などで工事ができなかった時期があったことで完成が遅れたとも言われています。その尖塔はゴシック様式の象徴として歴史を感じるとともに厳かな雰囲気を感じることができます。
入場の際はチェココルナだけが使用可能となっています。一般的な観光地の場合はユーロが使用できますが、ここは違いますので注意しましょう。内部にはステンドグラスが数多くあり、様々な画が描かれています。心が洗われるような感覚を覚えることでしょう。

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プラハ発 【プライベートツアー】 日本語ガイドと行くクトナー・ホラ半日観光

プラハから世界遺産の街、クトナー・ホラを専用車で訪れます。後期ゴシックの独特な建築物である美しい聖バルボラ大聖堂など、日本語ガイドと共に効率的に見どころを巡れます。

1名様あたり料金

96.00EUR (16,109円)~

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