パリ ピカソ美術館 待望の再オープン! みゅうパリ ブログ記事ページ

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    パリ ピカソ美術館 待望の再オープン!


    2014-10-29

  • 2009年から門を閉ざしていたパリ・マレ地区にあるピカソ美術館。当初、2011年に再オープンが予定されていましたが、美術館内のごたごたに収まらず、政治的な問題にまで発展し、再オープンの日が度々変更されためにピカソの子孫も大激怒!すったもんだがありましたが、10月25日にようやく再オープンとなりました!

     

     

    前回訪問したのは5年以上前なのではっきりと覚えていないのですが、こちらの地下スペースは前回なかったような・・・。地下といっても壁は一面ホワイトで統一されていて、作品同士の間隔も以前より離れているので、ゆっくりと鑑賞できます。

     

     

     地上階から続く大階段。階段と天井の美しさが素晴らしい、まさにお城の中の美術館です。バルセロナやアンティーブのピカソ美術館の雰囲気とは全く違い、クラシックな内装の中で見るピカソの作品は、ひと味もふた味も違います。

     

    天井から各部屋に配置されたこちらのライト。睡蓮のお花のようにも見えるのですが、柔らかい光を放っています。

     

    こちらのライトはお花が咲いた様な、また少し違うデザインです。

     

    2階部分もこの様に壁は一面ホワイト。

     

     

     以前訪れたとき、とても狭く感じた3階スペースも、作品がゆったり配置され、照明の効果もあって良くなっていました。

     

    そして、以前はなかったはずの屋根裏部屋の階も、素晴らしい個人コレクションの作品が多く展示されています。セザンヌ、ルノワール、モディリアーニ、ルソーなど、どれもじっくり見たい作品ばかりなのですが、その中でも気になったのがこちら。マティスの作品ですが、右下に『ピカソへ』の文字が。芸術家同士の交流をこのような形で目にすると、当時はどんな様子で、何がきっかけでこのプレゼントが贈られたのだろう、と想像せずにはいられません。

    コレクションの数も以前よりかなり増え、じっくり訪ねてみたい美術館。ただひとつ残念なのが、作品の説明があるものと、ないものがあり、再オープンに無理やり間に合わせた(一部間に合ってない)感があります。オーディオガイド、館内ガイドアプリは現在仏・英・スペイン語のみ。ピカソの作品はその作品ができた年代、背景を知って初めて理解が深まるので、日本語のガイドさんとの訪問がおすすめです。

    [みゅう]では、お客様だけのプライベートガイドの手配も承ります。お問い合わせはこちらへ。

     

    ピカソ美術館

    5 rue de Thorigny 75003 PARIS

    火~金曜日 11h30-18h00、土・日曜日09h30-18h00 ※最終入場17h15、17h40より順次部屋が閉まります。第3金曜日は~21h00。最終入場は20h15

    月曜日・12/25・1/1・5/1は休館。

    (鮎)


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