【マドリッド】首都から近いのに、のんびりと過ごせる町、アルペドレテ みゅうマドリッド みゅうバルセロナ ブログ記事ページ

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    【マドリッド】首都から近いのに、のんびりと過ごせる町、アルペドレテ


    2021-04-10

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    いつもなら海外旅行や国内のビーチや山に家族や友達と出かけるセマナ・サンタ(イースター)の大型連休、今年はコロナ第4波が迫る中、感染防止措置としてスペイン全土の自治州政府が各自治州からの出入りを禁じたため、みんな、地元で楽しむ方法を探しました。

     

    私たちもマドリッドから出られないので、アルペドレテの友人に会いに行ってきました。マドリッド州北西部に位置する人口1万5千の緑に囲まれた可愛らしい町は、マドリッドのベッドタウンであり避暑地でもあります。

     

     

     アルペドレテという名前はアラブ語で石切り場という意味。

    8世紀にイスラム勢力がスペインに侵入した時、グアダラマ山脈の山間にある肥沃なこの土地に花崗岩などの石材が豊富なことから、Al Pedreteという名前の町を造ったと言われています。

    ここから切り出される花崗岩は昔から有名で、16世紀のエル・エスコリアル修道院、18世紀のマドリッド王宮、20世紀のバジェ・デ・ロス・カイードスの建造に使われたそうです。

    町からは遠くに、バジェ・デ・ロス・カイードスの巨大な十字架やエル・エスコリアル修道院が見えます。

     

    町の一番高いところに建つのは、かつて領主の館だったマタエスペサ城、今は廃墟になっていて落書きもいっぱい。敷地は解放されていて、町の人たちが自由に散歩できるようになっています。敷地内には、石でできた小さな闘牛場が残っていました。

     

     

    廃墟の周りはスペイン語でハラ(Jara)と呼ばれる常緑低木で覆われていました。ネットで調べると、ロックローズの一種らしく、葉はベタベタしていて、ふんわり甘い匂いがします。ハチミツ作りにこの花がよく使われるそうです。

     

     

     

    かつて石を切り出した跡が、いろんな大きさの池や水たまりになっています。

     

     

    ハラが密生して、まるで迷路の様になっている細い道を通って町の中心地へ向かいます。

     

     

     

    町の中心には13世紀に造られた教会、内部は新しく改装されていましたが、石で有名な町だけあって、外から見ると石造りの可愛らしい姿です。塔の上にはコウノトリが巣を作っています。

     

     

     

    緑に囲まれたテラスでランチに焼き野菜と子羊を頼みました。のんびりと、自然の中での食事、とっても美味しくいただきました。

     

     

      

    素朴で可愛らしい町、アルペドレテ、のんびりしたいときにはお薦めの場所ですよ。

     

     

    Lucymama 

     


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