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    バレンシア 巨大人形の火祭り


    2019-04-24

  • 今回ご紹介するのは、日本でも有名なスペイン・バレンシアでのファジャス(火祭り:Las Fallas)です!

     

     

    春の訪れと共に開催されるこの行事は、丸1年かけ職人が巨大なNinot/ニノット(張子人形)を作り上げ、毎年3月19日、大観衆の前でものの一瞬で焼き尽くされてしまいます。

     

    火炎の大迫力と共に、職人達の切磋琢磨に作業をしている姿を思い浮かべると何とも言えない儚さがあります。。

     

     

    バレンシアの街を少し歩けばいたるところに大きなニノットが設置され、大きなものでは高さ30メートルにもなると言われています!

     

     

    しかし中には焼かれないものもあるそうで・・・。

    芸術性、独創力、センスの良さを競い合い、毎年700体ほど設置される中で、一番優れているニノットが選ばれます。その作品1点だけは、点火されず「火祭り博物館」のコレクションに加えられますが、その他の張子人形は全て燃やされます。

     

    目を引くのはやはり、政治家や有名人、その年最も話題になった出来事などを

    ブラックユーモアたっぷりに風刺した作品。

     

     

    この祭りは、昔、大工職人達が冬に仕事場の照明として使っていた木製のランプを

    サン・ホセの日(イエスキリストの父、ヨゼフの日/3月19日)の前夜に街中で燃やしていたことが起源であると言われています。

    当初は、ランプをぼろきれで飾った人形や、余った木くずで作ったものを燃やしていましたが

    19世紀半ば頃から次第に大きく、高く、形も改善された巨大な張子人形が作られるようになりました。

     

    祭りの中でもクライマックスの人形を燃やす最終日以外にも、見所がたくさんあり、Mascletás/マスクレタと呼ばれる爆竹ショーが2週間ほど連日14時に市庁舎広場で行われ、バレンシアの街を盛り上げます。 

    激しい爆竹の後は煙といい、観衆といい、天と地がひっくり返ったような凄い景色!(辺り一面、煙しか撮れないので写真は断念 笑)

     

    そしてバレンシといえばやっぱりパエリヤ発祥の地。

    街のいたるところで作られていました。皆で食べるパエリヤは美味しそうっ・・!

     

    さらに、マリア様像にカーネーションの花を捧げる献花パレードやパレード、闘牛、コンクール、イルミネーションなど、ニノット以外にも数々の楽しいイベントが開催されます。

     

    夜はクライマックス!

    市庁舎前で花火が繰り広げられ、メインのニノットも燃やされていきました!

     

    勿論のごとく、毎年ニノットは変わり楽しめるので

    来年、機会があれば足を運んでみては・・?

     

    とちゅ


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