スペイン セゴビア大聖堂の観光・見所について

セゴビア大聖堂

セゴビア大聖堂

セゴビア大聖堂は、スペインのセゴビアにあるローマカトリックの大聖堂です。町の中心であるマヨール広場に位置し、聖母マリアに捧げられています。セゴビア大聖堂は、スペインとヨーロッパにおいて最後に建てられたゴシック様式の大聖堂の一つでもあります。ほとんどのヨーロッパで、ルネッサンス建築が新しいスタンダードであった、16世紀半ばに建てられました。
かつてのセゴビア大聖堂は城に隣接し、包囲の際には後陣を守る王室の軍隊によって使用されていました。コムネロスの反乱は、聖体を守るためにカテドラルを奪還し、その擁護者を打ち負かすために城の壁に面した位置を利用する目的で行われました。有名な取引において、主要な町役人が、コムネロスに教会への攻撃を止めるよう促し、王に仕え、城を守る人々に戦争を仕掛け、神殿を倒壊させるのは不当であることに気付くべきだといいました。しかし、コムネロスは聞き入れず、教会は町のものだと主張しました。何か月もの包囲の後、大聖堂は倒壊しました。
その後、セゴビア大聖堂は現在の位置に移築されました。

セゴビア大聖堂1 セゴビア大聖堂2

見どころ

スペインのセゴビアにあるセゴビア大聖堂の建物の構造は、3つの高い円柱形の塔、細かい網目模様の窓とたくさんのステンドグラスがはめ込まれた回廊が特徴的です。内装は、ドームを除きゴシック様式を特色とし、ペドロ・デ・ブリズエラによって1630年頃に作られました。ゴシック様式の塔は、高さ33メートル、たて105メートル、横50メートルです。また、鐘楼は、90メートルほどの高さがあります。1614年に建てられ、塔の上に被さっている石の尖塔は、雷雨が原因でおきた火災の後に建てられました。完全にゴシック様式であったオリジナルの尖塔は、アメリカ産のマホガニーで作られ、ピラミッドの構造を有した、スペインで最も高い塔でした。
最も素晴らしい礼拝堂は、ホセ・ベニート・デ・チュリゲラによる祭壇画のあるサントシズモ・サクラメント、アンブロシウス・ベンソンによる宗教画のある聖アンドレの礼拝堂、グレゴリオ・フェルナンデスによる横たわるキリストの彫刻のある礼拝堂です。正面の祭壇画は、フランシスコ・サバティーニによって刻まれ、聖母の平安に捧げられています。そして、セゴビアの聖人であるフルートス、ゲロテオ、バレンティン、エングラシアが飾られています。聖歌隊席は、ゴシック様式の席で作られています。
大聖堂の博物館は、ペドロ・ベルグエッテ、サンチェス・コエーロ、ヴァン・オーレイによって作られ、大聖堂の公文書は、スペインで最初に印刷された本の一つです。