ノルウェー ショース滝の観光・見所について

ショース滝

ショース滝

ノルウェーの特に西部で多く見られるのがフィヨルドと呼ばれるものが多くみられます。フィヨルドは氷河によって形成されたU字谷が沈水(海水に覆われる)することによって形成されます。そのため日本のように暖かい地域ではあまり見られず、寒帯特有の景色として形成されます。ノルウェーではその規模がとてつもなく大きく、長さ200キロメートル、水深・両岸の断崖ともに1000メートルを超えてくるものも少なくありません。ノルウェー最大の物にソグネフィヨルドがあります。
その代表として観光スポットとなっている代表の物がフィヨルド上を走るフロム鉄道であり、その鉄道から見られる滝として存在するのがショース滝です。
フィヨルドのため、傾斜が急であり、フロム鉄道はホーレイナ駅(標高48メートル)を過ぎたあたりからの登りがきつくなりだします。急な坂を登ったところにショース滝があるためその高度は海抜630メートルとかなりの高さを誇っています。

ショース滝1

見どころ

海抜630メートルのノルウェーのショース滝は落差が225メートルあり、その猛烈な勢いに圧倒されること間違いなしです。この猛烈な勢いのショース滝は、冬には気温と共に巨大な氷塊へと変化します。
間近でこの滝を見ることができる乗り物にフロム鉄道があります。この鉄道は「世界最高の眺め」と賞され、ミュルダール駅とフロム駅を全長約20キロメートルで結んでいます。1940年に開通し、最大傾斜が5度となっています。これは世界一急な勾配の鉄道としても有名です。ショース滝は、ミュルダール駅手前にあり、鉄道からは写真撮影の絶景スポットとなっています。
さらに間近で見たい方たちのために、鉄道から乗客がショース滝駅で、数分間電車が停車、その間に途中下車して写真撮影が行えるサービスも行われています。その勢いのあまり、水しぶきが自分のところまで飛んできます。携帯やカメラなど濡れては困るものがある方は事前に防水対策をしておくことをお勧めしておきます。洋服が濡れることはどうしても避けることができないですが、水をかぶることで体でショース滝の迫力を感じることができます。
滝ではその水の脇から妖精の格好をした女の人が現れ、音楽に合わせて歌ったり踊りを見せてくれます。この妖精は、その地方一帯の伝説で男性を誘惑する妖精「フルドラ」にちなんでいます。
滝ではその急流を活かし、水力発電も行われています。また発電で貯められた電気のエネルギーでフロム鉄道の運営を行っています。