ノルウェー ソグネフィヨルドの観光・見所について

ソグネフィヨルド

ソグネフィヨルド

ソグネフィヨルドはノルウェー西部で見られるフィヨルドです。世界では2番目の大きさを誇るフィヨルドです。ソグネフィヨルドの入り口はソグン・オ・フィヨーラネ県にあり、内陸で203キロメートル離れた町付近まで伸びています。このフィヨルドからなる景観の美しさが観光客の目を引き、周辺一帯が観光地として栄え、収入源となっています。
フィヨルドとは氷河によって大地が削り取られ、そこに海水が入り込むことによって形成された地形です。一般的なフィヨルドは、水深・両岸が大きくても1000メートル程度、長さが200メートル程度となっています。
これと比較してソグネフィヨルド内で最も深いとされているのは内陸部であり、水深1308メートルあり、その大きさが実感できます。しかしその一方で入口の近辺は浅く、100メートル程度となっています。フィヨルドの幅は平均で5キロメートルほどあり、両岸は1000メートルを超える崖に囲まれる形になっています。
ソグネフィヨルドの上には、4597メートルにもなる電線が通っており、これもまた世界で2番目の長さを誇るものになっています。

ソグネフィヨルド1

見どころ

ソグネフィヨルドは一年を通して多くの観光客でにぎわっています。そのため公共交通手段がオスロやベルゲンから簡単に利用でき非常に充実しています。
ソグネフィヨルドは先端より内部の方が充実しており、世界的にも鉄道の最高傑作と謳われるフロム鉄道、世界遺産に登録されているシローイフィヨルドを通りグドヴァンゲンまで行くことのできるフェリー観光、グドヴァンゲン‾フロム間のクルーズ観光などがあります。夏場にはベルゲンからの現地発着日帰りのツアーも実施されています。
特にソグネフィヨルドの観光の中心となっているのがフロムです。ここはアウルランフィヨルドに面した村となっています。この集落もフィヨルドの内部にあるため、周りを渓谷に囲まれています。村の総人口が500人程度にも関わらず、夏の観光シーズンの客を始めとする多くの客でにぎわいます。観光客の多さからレストランや土産物店、観光案内所、ホテルなどが多く集まっているため非常に便利です。
グドヴァンゲン‾フロム間を結ぶフェリーは1000メートル級の断崖に囲まれ、山の斜面には滝が流れる素晴らしい景色を心ゆくまで堪能することができます。山頂には夏季のみ運営されるヤギ農場が見えます。運が良ければアザラシに出会えることもあります。