スペイン ダリ美術館の観光・見所について

ダリ美術館

ダリ美術館

ダリ場美術館はシュールレアリストとしてしられるサルバトール・ダリの魅惑的でユニークな世界を堪能できる美術館です。彼の故郷フィゲラスにはダリ劇場美術館が古代市立劇場跡の上に建てられ、美術館の美しい透き通った格子状のドームは、フィゲラスの街のシンボルとなっています。
館内は卵やパン、マネキンなどダリのモチーフがいたるところに隠され、個性溢れる空間となっています。訪れる者全てが彼の実際の作品から溢れ出るエネルギーを直に感じられるよう考案し、芸術家によって設計されました。彼の初期の作品、記憶の固執(柔らかい時計)から後期のダリの妻、ガラを聖母に見立てた宗教画に至るまで、彼の人生の芸術的経験の全てを体感する事が出来ます。
ダリ劇場美術館の別館にはジュエリー美術館があり、ダリがデザインしたジュエリー作品を見ることができます。美しい宝石と芸術とが融合された作品は来場者の心を魅了します。
自身を天才と呼び、奇行を繰り返していたダリの本当の姿は、不器用で非常に繊細で気づかいのある常識人であったと言われ、その繊細な心の持ち主が現実世界と戦うための「よろい」として生み出したものが彼の「アート」でした。彼のリアルな作品には衝撃と心に深く突き刺さる何かが溢れています。本物の作品はなかなか外に出ないため、大変貴重な体験のできる美術館となっています。
夏季はインターネット予約のみですが夜間の入館も行っています。長い休暇の時期は大変混雑が予想されますので、じっくり鑑賞されたい方はそちらを利用していただくとよいでしょう。

ダリ美術館1 ダリ美術館2

見どころ

【ダリの墓】ダリ劇美術館の中で最も多くスペースをとられた場所、その足元に何気なく一部異なる色の長方形がありますが、それがダリが眠っている場所です。観光客が気付かずにその上を歩いてしまう事もしばしばあります。
【記憶の固執】多くの人々に知られている絵画です。科学に強い興味を持っていたダリが相対性理論の影響を受け、生と死の問題を表現したとされています。他美術館に貸し出されている可能性もあるので、事前に確認を。
【動く心臓】別館の展示作品です。煌びやかな黄金のハートの中心にメスで切開し、まるでリアルな心臓を覗き込んでいるかの様な鼓動を、ルビー達が繰り返しています。無機物が有機的な動きを繰り返すその輝きは必見です。
【ピカソの肖像】ピカソ、ダリ共にお互いへの皮肉を込めた肖像を描いています。ピカソの肖像は、シニカルなダリから見たピカソが分かりやすく表現された大変ユニークな作品です。
【焼いたベーコンのある自画像】柔らかかったベーコンが焼いて固くなった様に、ダリ自身も溶けて崩れて行く様で、生身の存在の崩壊を表した作品です。溶けていく自身を支えている杖は、ダリの作品の中では重要なモチーフとなっています。
【ジオデシック・ドーム】美術館のシンボルともなっている透き通ったガラス球体を館内から鑑賞する事が出来ます。ドームの下は劇場になっていて日光が美しく降り注ぎます。
【チュッパチャプス】有名なあのポップなロゴはダリがデザインしたものですので、お土産用にダリの故郷でチュッパチャプスを購入しますと会話の種にもなりそうです。

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バルセロナ発 日本語ガイド付!高速列車で行くダリ美術館

シュールレアリズムの世界、ダリ美術館を見学するツアー。ダリ生誕、終焉の地であるフィゲラスへの往復は高速列車で移動します。フィゲラスにはダリ美術館があり、この不思議な美術館を日本語ガイドがご案内し...

1名様あたり料金

195.00EUR (32,722円)~

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