スペイン ビルバオ・グッゲンハイム美術館の観光・見所について

ビルバオ・グッゲンハイム美術館

ビルバオ・グッゲンハイム美術館

ビルバオ・グッゲンハイム美術館は、スペインのビルバオ市中心部アバンド地区にある美術館です。1997年に開館した比較的新しい美術館で、近現代美術を展示しています。
ビルバオ・グッゲンハイム美術館は非常に特徴的な建物で、近未来的な建造物としても有名です。「誰も見たことのないユニークなデザインを」と「吹き抜けの空間」というテーマでコンペが行われ、最終的にアメリカの建築家フランク・ゲーリーが選ばれました。
展示品の中には、スペースを活かした大規模な作品など、非常にユニークなものが揃っています。中には、日本人の芸術家の作品も。
さらに、ビルバオ・グッゲンハイム美p館は伝統的なスタイルの美術館と違い、開放的で自由な雰囲気が漂っています。室内外のいたるところに彫刻物が無数に展示されており、自然と一体化して芸術作品が完成するものもあります。
非現実的な世界を味わえ、歩くだけでも、とても楽しい美術館となっています。

ビルバオ・グッゲンハイム美術館1

見どころ

見所:ビルバオ・グッゲンハイム美術館のみどころは、なんといってもその建物です。カーブを多用した外観は、ユニークで個性的。材質はチタンがメインとなっています。複雑な構造の建物の鑑賞と外に配置されている彫刻物を眺めるだけでも、ビルバオ・グッゲンハイム美術館を訪れてみる価値はあるでしょう。
さらに、展示されている、日本人芸術家である中谷芙二子さんの「霧の彫刻」は圧倒される芸術品です。美術館の裏にかかる橋から霧が出てくる仕掛けになっており、その日の天気や風向きによって、霧の形が変化し作品が変わるおもしろい試みです。
また、時間限定の作品である、「火の噴水」も見逃せないアート作品。イヴ・クラインによるもので、太陽が沈んだ後に水場に仕掛けられた装置から火が噴きだします。これを見るためだけに、夕方から美術館を訪れる人もたくさんいます。
常時展示品は時々変わり、特別展示も定期的に開催されています。特別なものがない時は、中国美術やロシア美術などを展示されることもあります。また、いわゆる伝統的な絵画や彫刻の展示は少ないですが、その分、電子媒体やインスタレーションによる作品がたくさん展示されているのが特徴です。バスク人の芸術作品を扱っているのも、ここならでは。ほかの美術館とはまったく違う新感覚のアートを楽しめるのが大きな魅力です。
そんなビルバオ・グッゲンハイム美術館は、今ではビルバオの町のシンボルとなっています。