イタリア サン・ピエトロ大聖堂の観光・見所について

サン・ピエトロ大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂は、バチカン市国にあるローマカトリック教会の総本山です。元々はキリストの弟子であった聖ペテロがローマの地で殉教し、その場所に墓が建てられ、さらにその墓を巡礼する為の教会堂として建設されたものです。
この初代の教会堂はローマ皇帝として最初にキリスト教を公認したことでも知られるコンスタンティヌス1世によって4世紀に建てられ、造りは現在の2代目とは異なり木造でした。そして16世紀の始めに教皇ユリウス2世が建て替えを決定し、その後は17世紀に完成するまでその時代ごとの教皇と、彼らに選ばれた建築家によって改築工事が進められました。その中で最も大規模な改築工事を行ったのが71歳の天才ミケランジェロで、彼は半ば強制的に主任建築家に任命されましたが、計画反対派に非難を受けながらも工事を推進しました。現在、我々が知っているサン・ピエトロ大聖堂の全体デザインの大部分はこのミケランジェロの手によって設計されたものです。ミケランジェロ後は1593年にドームの上の頂塔が完成し、1615年には大聖堂本体が完成しています。
サン・ピエトロ大聖堂はバチカン市国の一部として世界遺産に登録されており、大聖堂前にあるサン・ピエトロ広場や、その広場北側にあるヴァチカン美術館も同じく世界遺産に含まれています。その為、毎年多くの観光客がサン・ピエトロ大聖堂や、大聖堂内に展示してある芸術作品を見学する為に訪れています。

サン・ピエトロ大聖堂1

見どころ

【大聖堂内に展示してある芸術作品】サン・ピエトロ大聖堂には「ミケランジェロのピエタ」や「ベルニーニのバルダッキーノ(天蓋)」、同じく「ベルニーニのカテドラ・ペトリの装飾」などの芸術作品が展示されていて間近で見学できます。また、その他にも多くの優れた芸術作品が展示されています。
【大聖堂のクーポラ(ドーム)の屋上登り】大聖堂のクーポラ(ドーム)の屋上にはエレベーターや階段を使用して登ることができます。最初の階段はエレベーターか階段で登り、一旦バルコニーに出て、そこから再び階段を登ることで到達できます。屋上からはサン・ピエトロ広場や、そこからローマ市内を通るコンチリアツィオーネ通りを一望することができます。また別の方角からはヴァチカン美術館やヴァチカン政庁舎も見渡せます。
【大聖堂正面に設置してある5つの扉】大聖堂の正面には、「聖なる扉」や「秘跡の扉」、「フィラレーテの扉」など5つの扉が設置されていて、それぞれ名称や制作年代が異なっています。見学者は通常、右から2番目に設置してある秘跡の扉から入ります。
【サン・ピエトロ広場】サン・ピエトロ大聖堂前にはサン・ピエトロ広場が広がっていて、2本の柱が広場全体を囲んでおり、中央に建てられたオベリスクの両脇に立って柱を見ると1重に見えるという仕掛けが施されています。また毎年クリスマスの時期にはキリスト誕生の瞬間を模したジオラマ型のクリスマスツリーがこの広場に飾られています。

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