イタリア ソレントの観光・見所について

ソレント

ソレント

イタリア南部の大都市ナポリからさらに南に50キロ、ナポリ湾の対岸に位置するのがソレントです。
ナポリのような観光客での混雑は少なく、南イタリアでも屈指の高級リゾート地で、青の洞窟で有名なカプリ島や、世界遺産になったことでさらに人気のあるアマルフィ海岸への起点となる街です。
日本と同様に四季がありますが、一年を通じて温暖で過ごしやすい気候です。地中海に近いため、夏は雨が少なく日差しが強いので、8月を除いた7月から10月が観光に最適なシーズンです、ただ、朝晩は冷え込むこともあるので、薄手の羽織物が必要です。
名産品はレモンのお酒、レモンチェッロです。カフェやレストランもとても豊富で、海沿いの街ならではの新鮮な魚介類とシチリアワインを楽しめます。ソレントを含むアマルフィ地方の名物料理は「魚介類のシャラティエッリ」で、日本のうどんのようなモチモチ極太の手打ちパスタとムール貝やイカなどの魚介類をたっぷり使ったトマトの酸味のきいたパスタです。

ソレント1 ソレント2

見どころ

【アマルフィ海岸】世界文化遺産に登録された「世界で一番美しい海岸】とも言われる景勝地。切り立った険しい海岸線とエメラルドグリーンの地中海、斜面に張り付くようにパステルカラーで彩られた家々が連なる様は中世さながらです。中でも一番のランドマークがアマルフィ大聖堂で、9世紀頃建てられてから7回もの改修を経ています。それ故に、ロマネスク、バロック、ロココ、ゴシックといったヨーロッパの各時代の建築様式とイスラム様式が混在する独特な建物となっています。
【マテーラの洞窟住居】サッシと呼ばれる石灰岩を掘って造られた洞窟住居は、世界文化遺産に登録されています。他には例を見ない独特な街並みで、街の中心には石造りの大聖堂も残されます。一時は衛生問題のために一斉退去を命じられましたが徐々に人も戻り、飲食店や土産物に転用されたサッシも多くあります。
【青の洞窟】カプリ島にある洞窟で、島へはソレントからは船で30分ほどで到着します。水面から洞窟全体が神秘的な青い光で満たされ、元は地盤沈下で海面に沈んでしまった洞窟です。天候や波によって入場ができないこともあり、夏の午前中が比較的入れる確率が高いとされています。
【カプリ島】トマトとモッツァレラチーズ、バジルのサラダ、カプレーゼ発祥の地であり、千代田区ほどの小さな島ですが風光明媚な場所として有名な島です。島の西側アナカプリからは、青い海と白い建物が美しいナポリの景観を高台から望むことができます。