イギリス イギリス湖水地方の観光・見所について

イギリス湖水地方

イギリス湖水地方

イングランドの北西部にある湖水地方は、イギリス内で最も大きな国立公園として知られています。大きな湖から小さな湖まで様々な大きさの湖があることが特徴で、渓谷が広がる風景や美しい草原に広がっている田園風景を満喫することができるため、イングランドの中でも最高に美しい景観の一つと言われています。
詩人ワーズワースが暮らしていたグラスミア、作家ビアトリクス・ポターが住んでいたニア・ソーリーといった、珠玉の村や街の風景が彼らが暮らした時そのままに残っているのが大きな魅力です。湖と豊かな緑に囲まれた自然が織りなす景色は、まるで絵本の挿絵のような美しさです。
この地方が持つ優美で自然豊かな地形は、数百万年もの歳月をかけて形成されたとされ、太古の時代から存在する湖をはじめ、雄大な山々や滝、ゆるやかな丘陵は、古風な印象の街並みを穏やかに包み込むように存在しています。この土地ならではの美しさは、数々の詩人たちや芸術家を魅了し、訪れる人たちを静かに迎え入れてくれます。

イギリス湖水地方1 イギリス湖水地方2

見どころ

ウインダミアは、イギリス湖水地方の観光拠点になっている街です。
この街の見どころは、「ビアトリクス・ポターの世界」と名付けられた展示館です。ポターはピーター・ラビットの物語の作者として知られていますが、絵本の中の世界観をそのままに、人形を使って再現されているのが特徴です。ポターのファンの方は、絵本の原風景を楽しむことが出来るニア・ソーリー村がおすすめです。ポターが暮らしていた村ですが、この地は彼女が望んだ通り、ナショナル・トラストにより昔からの豊かな自然がしっかり守られています。彼女のヒル・トップの家も、当時のままの姿で残されています。湖の北方には、アンブルサイドと呼ばれる小さい街があり、小川に架かる石橋の上に建てられたブリッジハウスも観光名所の一つです。
ウインダミアの北側にある、グラスミア湖畔にある小さな街は、湖の名そのままにグラスミアと呼ばれます。湖の周りの自然環境保護のため、車で乗り入れることは禁止されていて、緑豊かな木立に囲まれるように湖が静かに横たわる景色が印象的です。この湖の周辺は遊歩道が整備されているので、のんびりと散策して自然を満喫することができます。また、自然だけではなく、この街では街の中を歩いて楽しむこともでき、昔ながらの石造りでできた家々が立ち並ぶ街を歩くと、詩人のワーズワースが暮らしていたコテージを眺めたり、彼が永眠している教会を見ることができます。