-
シャイヨー国立劇場はその名の通りシャイヨー宮にある劇場で、現在ある劇場はニエルマン兄弟によって1937年のパリ万博にあわせて建てられた劇場です。
シャイヨー宮のあるトロカデロは、エッフェル塔がよく見える写真スポットとして、観光でパリに来たなら、まず一度は訪れる場所でしょう。昼も夜も、エッフェル塔と記念撮影をする観光客と、半ば強引な土産物売りでひしめきあってますが、やはりエッフェル塔の見え方、エッフェル塔との距離感は、何度来ても感動します。エッフェル塔の左側がシャイヨー劇場です。
シャイヨー国立劇場の入り口です。まずは荷物検査から。
中に入ると、天井が高く、素敵な趣のある通路をチケットオフィスならびに各ホールへの入り口へ進みます。
劇場レストランの真ん中にダンサー用のスペースがあって、若いダンサーがモダン・ダンスを披露していました。本公演の前に、こういうちょっとしたショーが見られるのも、国立ダンス劇場ならでは。
「カルメン」のホールへ入ってきました。舞台装置は舞台後方のプロジェクターのみ。モダンな内容なのがここからもわかります。また、通常、舞台袖には、たくさんのカーテンがあり、客席からは出番を待つダンサーが見えないようになっていますが、見ておわかりの通り、一切カーテンがないので、出番前のダンサーが丸見えです。
配られたパンフレットの表紙からも、普通の「カルメン」との共通点は「赤い服」ぐらいなのが見て取れます。
始まりは、ビゼーのカルメンの始まりと同じ音楽で始まりましたが、内容は全く別で、カルメンについて思うことをダンサーそれぞれが事前に語ったフィルムが舞台奥に映し出されたり、闘牛さながらの、牛のイメージ画像とダンスのコラボだったり、いろんな手法、いろんなダンス、また、ダンサーの出身国の言葉で語られたり歌われたり、(スペイン語、フランス語、韓国語、英語)など、とっても盛りだくさんな内容でした。
カーテンコールは、拍手喝采でした☆
終演後、劇場カフェで喉を潤していたら、ちょうど、エッフェル塔のシャンパンフラッシュの時間でした♪
Théâtre national de Chaillot
1 Place du Trocadéro, 75016 Paris(桃)
エッフェル塔を望むシャイヨー国立劇場にて、現代版「カルメン」♪
2018-03-03
最新記事