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モンパルナス墓地の近くパリ14区。全面ガラス張りでパッと目のひく建物、ここはかの有名な高級ブランド「カルティエ」財団により、現代美術を支援するために創設された美術館です。
カルティエ財団現代美術館は1984年、将来有望の注目アーティストの後援を目的として建設され、企画展を中心に芸術家たちの現代アート作品を展示しています。
建物は、フランス人建築家ジャン・ヌーヴェルによる建築。ジャン・ヌーヴェルはパリのフィルハーモニーの建築が記憶に新しいですが、彼はその他にもパリでは、アラブ世界研究所、ケ・ブランリー美術館も設計をしています。ガラスによる建築が大得意といわれているジャン・ヌーヴェル。いずれの建物もガラスにうつる光の反射や透過によりさまざまな表情を見せる美しい建築。
このカルティエ財団現代美術館も全面ガラス張りの建物。外観から見ると、外の景色がガラスにうつっているのか?それとも中の建物をみているのか?という錯覚に陥る不思議な感覚を覚えます。ガラスをずっと見ているとなにかこのまま吸い込まれそうなほど。カルティエ財団現代美術館、美しい庭園も忘れてはいけません。庭園も含めてここはすべてがアート。見る位置、見る角度によって見え方が複雑に変化するため、ここでも、内部を見ているのか、ガラスに反射された緑を見ているのか、錯覚します。 内部と庭園が一体化してみえるため、自分が一体いま内部なのか外にいるのか、不思議な感じになるんです。
現代アートの企画展もですが、ジャン・ヌーヴェルの建築、そして美しい庭園を見るだけでも十分楽しめますよ~
Fondation Cartier pour l'art contemporain
カルティエ財団現代美術館261 Boulevard Raspail, 75014 Paris
(城)
現代美術の宝庫!カルティエ財団現代美術館
2017-05-03
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