ポルトガル ロカ岬の観光・見所について

ロカ岬

ロカ岬

ポルトガル共和国、首都リスボンから西に30km行くとユーラシア大陸の最西端であるロカ岬に行くことができます。ロカ岬を訪れるツアーも組まれています。ロカ岬は国立公園であるシントラ・カスカイス自然公園内にあり、きれいに整備されていますが、シントラ山地の西端でもあり火成岩で出来ている岩場です。水面から144mの断崖で波と岩が作り出した素晴らしい景色はここでしか見られません。また歴史にも名を残しており、スペイン継承戦争のうち1703年におきたフランス海軍とオランダ海軍の戦いはロカ岬の戦いと呼ばれ、フランスの勝利で終わりました。古代ローマ時代から「大いなる岬」と知られていたこの場所は、大航海時代にはたくさんの人がここから旅立つ人を見送ったのでしょう。この岬に立つと自然と一体になり歴史を感じることができる、そんな場所です。

ロカ岬1

見どころ

やはり、ポルトガルに来たのならロカ岬は外せない観光地です。抜けるような青空と境界線のわからないほどの青い海が限りなく続く様子が美しく、大西洋に沈む夕日の風景は忘れられません。ロカ岬に着いたらまずはインフォメーションセンターに行ってみましょう。こちらでは有料で「ユーラシア大陸最西端到達証明書」が発行してもらえます。名前と日付が入り旅の思い出になりますね。そこから遊歩道を5分ほど歩くと十字架のついス塔が立っていて、ポルトガル史上最大の詩人といわれる、カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」の一節『ここに地果て、海始まる』という一文が記されています。そこからさらに岩場を西に下って行くこともできますが手すりのないところもあり、安全に配慮する必要があります。インフォメーションセンターにはポストがあるので記念にポストカードを出すことができます。ユーラシア大陸の最西端からの手紙は旅の思い出をはるばる運んでくれます。シントラ・カスカイス自然公園内にはハイキングコースがいくつかあり、その中にこのロカ岬が組み込まれているコースもあります。体力に自信のある方はぜひ歩いて大自然を感じてください。