フランス エズの観光・見所について

エズ

エズ

エズはフランス南東部にあるコート・ダジュールの街であり、ニースとモナコの中間に位置しています。エズという名前の由来は諸説ありますが、Avisio港に由来している説や、かつてオリエント文明を伝えたとされるフェニキア人が岩山の上で崇めたイシス女神に関係していると言われています。
エズはニースからバスでおよそ30分のところにあり、標高427メートルと高い場所にあることから「鷲の巣村」とも呼ばれています。村全体が南向きになっていることから、それぞれの住宅が採光の良い作りとなっており、冬場は標高が高い割には北風などの寒さから守られる作りになっています。
エズ村は時が止まったような古い町並みが見られる地域であり、かつての人々の住んだ痕跡はバスティード山にあり、それは鉄器時代である紀元前2000年まで遡ります。元々この地域にいたケルト系リグリア族と呼ばれる先住民が数多くの石で現在のエズ村の周辺などに囲いを作りました。その後は外部からの度重なる攻撃に遭い、現在はフランス領となっていますが、幾度と無く占領されてきた歴史があります。

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見どころ

【エズ村】リゾート地とニースとモナコの間にあり、どちらからも車でおよそ20分ほどのところにある激しい傾斜地となっている場所の頂上にある小さな村です。エズ村の特徴にあるのが、海の上に張り出していることで、岩の上にある鷲の巣のように見えることから「鷲の巣村」と呼ばれているのです。なぜこのような高いところに村があるのかは、中世において敵が侵入してこないように城壁を張り巡らせたからだと言われています。村の中は石造りの家が並び、中世の面影を存分に感じることができます。また、村内は迷路のようにクネクネとしていて、次に現れる景色を楽しみながら観光できます。階段も多いことから、車で村に入ることはできませんが、村では最高の景色を楽しむことができます。また、村内には熱帯植物園があり、村の頂上へと続いています。頂上からは地中海を背景として村全体が眺められるのも楽しみの一つでしょう。
【レストラン】小さなエズ村ですが2つのホテルがあります。シャトー・シェーヴル・ドールは4つ星にランクされている品格のあるホテルで、ミシュラン2つ星のレストランもあります。もうひとつがシャトーエザというホテルで、ミシュランで1つ星を獲得しているホテルです。
【フラゴナール】エズ村の材料を使用しているエズにある香水の工場で、石鹸や化粧品が作られています。売れ筋となっているのがアルガンオイルが100パーセント入っている香水で、自分用に購入するのも良いですしお土産として購入するのも喜ばれるでしょう。