ドイツ バッハの家の観光・見所について

バッハの家

バッハの家

ドイツのアイゼナッハにあるバッハの家は、作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハの博物館です。600平方メートルの敷地には、250点ものオリジナルの品々が展示されています。バッハの家は、アイゼナッハで最も古い住宅の一つです。もともとは、二つの建物として建てられたもので、東側の建物は1456年、西側の建物は1458年に建てられました。それが、1611年頃にに一つの建物に複合されました。
バッハの家は、1907年5月27日に正式に開館し、ゲオルク・シューマンの指揮により、トーマス教会少年合唱団、グスタフ・シュレック、ワイマール・ホフカペルの歌と演奏が行われました。その後、1945年、アメリカ軍の爆撃により大きな被害を受けましたが、1946年に修復され、再オープンしています。
2005年から2007年の間に、新しい博物館の建物に変えられ、歴史的な建物は修復され、展示は近代化されました。そして、2007年5月17日に、博物館は再オープンしました。

バッハの家1

見どころ

ドイツのアイゼナッハのバッハの家に入ると、まずはロビーがあり、フリードリヒ・シュライアマハーのものとされる1775年頃のガラスのハーモニカ、トランペットがバイオリンの中に組み込まれたトランペット・バイオリン、金のプレートがついたバッハの彫刻が展示されています。
楽器の間には、400個ある中から博物館によって選ばれた、28のバロック音楽の楽器が展示されています。その中でも素晴らしいのが、バッハのライプチヒ時代の友人で、協力者でもあるヨハン・クリスチャン・ホフマンによって作られた、7弦のヴォイラ・ダ・ガンバ、5弦のチェロ、です。1973年以降は、5つのバロック鍵盤楽器より、1時間ごとに音楽のパフォーマンスが行われています。
バッハの家の庭は、バロック式庭園です。バロック時代には、野菜やフルーツが育っていますが、現在は史跡として保護されています。井戸の場所は、同じ場所に残されています。
博物館で最も大きな広間には、ミステリアスな展示物であるバッハのゴブレットがディスプレイされています。唯一確実といえる、バッハの所有していたアイテムで、1735年頃に作られたものです。
2007年にオープンした近代的な博物館の部分には、バッハの音楽が楽しめるバブルチェアー、バッハを描いた絵画、バッハの頭蓋骨、彫像、バッハ直筆の楽譜などが展示されています。また、子供達が楽しめるようにピアノにパズルが施された展示もあります。