イギリス パレスシアターの観光・見所について

パレスシアター

パレスシアター

パレスシアターは、イギリスのロンドン、シティ・オブ・ウエストミンスターにあるウエストエンド・シアターです。その赤煉瓦のファサードは、シャフツベリー・アベニューとチャリングクロスロード交差点近くの小さな広場の後、ケンブリッジ・サーカスの西側を占めています。
ギルバート・アンド・サリヴァンオペラのプロデューサー、リチャード・ドイリー・カルテが1880年代後半に建設要請をだし、イギリスのグランド・オペラの本場となるべく、トーマス・エドワード・コルカットによって設計されました。
劇場は、1891年1月、アーサー・サリバンのオペラ「アイバンホー」の華麗な上演と共に、ロイヤル・イングリッシュ・オペラハウスとしてオープンしました。その後、カルテはシアターを売却した後は、壮大な音楽ホールへと改装され、パレスシアター・オブ・バラエティと改名されました。1897年には、映画の上映も行われるようになり、オペラ、音楽、ダンスなど、バラエティに富んだエンターテイメントの場となりました。

見どころ

イギリスのロンドンにあるパレスシアターの見どころは、一年を通して行われるステージの数々です。
パレスシアターの客席数は1400席あり、一等席、ドレスサークル、グランドサークル、バルコニーの4つのセクションに分れています。一等席は、グランドフロアーにあるステージに一番近いセクションで、エンターテイメントを間近で見られることから人気があります。ステージに近いほどチケット代も高くなります。
ドレスサークルは、一等席の上に張り出しているセクションです。少し高くなっているため視界も良く、ステージからの距離も遠すぎないので、演者の動きを見逃すこともありません。ステージの端から端までしっかり見たいなら、ドレスサークルの席が適しています。
グランドサークルは、ドレスサークルの上に張り出しているセクションで、他のセクションよりもチケットが安い席です。しかし、前の数列はそれほど眺めも悪くなく、充分にエンターテイメントを楽しめます。
パレスシアターのバルコニーセクションは、ウエストエンドにおいて最も高く広いうえに、ステージから60フィート離れていることでも知られています。バルコニーセクションに到達するには77段の階段を登らなければならず、高所恐怖症の人には不向きな席とされています。ステージの全体像を見づらく、視界が制限されるため、しっかりとエンターテイメントを楽しみたい場合は、他のセクションの席にするのが無難です。