ドイツ ドイツ連邦議会議事堂の観光・見所について

ドイツ連邦議会議事堂

ドイツ連邦議会議事堂

ドイツ連邦議会議事堂はドイツの首都であるベルリンのミッテ区にあります。1894年から、帝政ドイツ、ヴァイマル共和国を通して下院の議事堂として使用されていました。しかし1933年に不審火によって燃えましたが6年後の1999年に修復されており、それからはドイツ連邦議会の議場となっている施設です。1871年に統一ドイツが生まれたのですが、国会自体は既にある建物を転々として開かれていたので、国会議事堂が必要だと求められるようになりました。場所はベルリン市街地の西に位置している国王広場、現在では共和国広場の東側となったのですが、様々な問題で建設計画が進まなくなり結局、1881年に予定地の買収が決まりました。しかしそれでも様々な問題が浮上した後、1884年礎石が皇帝によって置かれたことで建設がスタートして1894年に完成しました。建物の頂上にある鉄とガラスによって作られたドームは当時の最先端技術が使用されたのです。1918年にはワイマール共和国の成立宣言がされたのですが、ヒトラーが首相となったあと、国会議事堂では原因不明の出火が起きています。ナチス時代には国会は開かれておらず、全焼したまま修復などは行われませんでしたし、第二次世界大戦の時も、拠点となっていたので赤軍の攻撃にあって徹底的に破壊されています。1964年に建築設計競技によって内部が利用出来るよう内部の一部が修復されたあとは、ドイツの歴史についての常設展示会場として使われた後、1999年に大規模な修復が行われています。

見どころ

ドイツのベルリンにあるドイツ連邦議会議事堂ですが、修復設計を行っているのは1992年の建設設計協議で選ばれたイギリス人建築家のノーマン・フォスターです。しかし当初の案では、議事堂とその前の広場はすべてガラスの平屋根で覆うという計画でしたが変更されました。修復工事では外壁以外のすべてが、一旦取り払われる等の大改造が行われています。見どころとしてはガラス張りのドームですが、19世紀末の議事堂建設時のガラスドームが意識された物でした。非常に斬新なデザインであると同時にシンボルともなっていますので、ドイツ連邦議会議事堂の見どころの1つとして多くの観光客の目当ての1つです。議事堂の屋上に設置されているドームですが見学者のために通路が作られています。この屋上からはベルリン市街を見る事が出来るだけでは無くて、眼下に議場を見る事も出来るようになっています。さらにドームを通して天然の光が事業に降るために、非常に開放感のある作りとなっているのです。これはドームに居る見学者がいつでも会議を見る事が出来るようになっているので、開かれた議会というアピールともなっています。さらにドームのガラスは太陽の動きに合わせて角度を変えるように出来ています。つまり直射日光が議会に入らないのだけれども、議場を明るい光で照らせるような計算がされているのです。ドイツのベルリンに来たならばドイツ連邦議会議事堂は行った方が良い観光地の1つとなっています。