ドイツ ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルストの観光・見所について

ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト

ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト

ブリュールは、ドイツ連邦共和国バーデン＝ヴュンデンベルク州にある都市です。ケルンから電車で15分くらいで行くことができるこの都市は、ケルンやマンハイムのベッドタウンとなっています。ライン=ネッカー地方の中心部であるこの都市には、ライムバッハ川が東西に流れています。もともとは、ライン川沿いの農村から発展していたため、都市の名前であるブリュールは、土地の性格をそのまま表していて「水辺の牧草地」という意味です。都市のマークの図柄は青地に銀の馬の蹄鉄のマークで、旗は白と青の2色です。この都市の観光スポットとして、コラーインゼル、町役場、マイクスナー亭、ユーゲントシュティール=アールデコ博物館、聖ミヒャエル教会と様々ありますが、最も代表的なのはブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルストです。ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルストは、1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。

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見どころ

ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルストは、城、別邸、そして、お互いをつなぐシュロス庭園で構成されています。アウグストゥスブルク城はブリュールの駅を出るとすぐに見えるために迷うことはありません。アウグストゥスブルク城は18世紀初頭にヨハン・コンラート・シュラウンによって建築されましたが、もともとあった中世の城を改築した質素な宮殿でした。その後、1727年からフランソワ・ド・キュヴィイエによる再改築により、現在のロココ様式の壮大で美しい建物になりました。外観は比較的シンプルな造りですが、中に入ると、ロビーから大きな階段があり、手すりの装飾には金色の彫刻を施したり、非常に豪華な造りとなっています。ただし、中に入ることができるのはガイドツアーのみとなりますので、あらかじめ時間等の確認の確認をするようにします。アウグストゥスブルク城は1994年までは、レセプションホールとしてドイツの国賓を迎えていました。別邸ファルケンルストにつながるシュロス庭園は、植物も綺麗に剪定され、黒と白に敷いた石の通路との対比が美しい庭園です。この庭園は、当初ドミニク・ジラールによってバロック様式の庭園として手がけられましたが、1800年代にペーター・ヨセフ・レンネが手を入れ、現在の風景式庭園となりました。別邸ファルケンルストは、鷹狩り用の邸宅として1740年に建造されたもので、非常にシンプルな造りとなっています。アウグストゥスブルク城からは徒歩で30分ほどかかります。