スペイン アルバイシンの観光・見所について

アルバイシン

アルバイシン

アルバイシンはスペインのグラナダにある一番古い地区と言われています。そもそもはイスラム教徒の為の居住区でした。グラナダはナスル朝の首都であり、イベリア半島で見ると最後まで残っていたイスラム勢力だったのです。しかしレコンキスタが行われるとイスラム教徒の力は衰退して行きイベリア半島からマリーン朝が撤退しました。追われたイスラムはグラナダに流れて行く事になったのですが、レベルの高い技術を持っていた職人たちも入っていたのです。その時にナスル王であったムハンマド5世が技術者の保護を行った事により、グラナダにはレベルの高い技術に裏打ちされたイスラ文化が花開いたのです。1984年にアルバイシンはアルハンブラ宮殿やヘネラリフェと共にユネスコの世界遺産に登録されています。ダーロ川を挟んでアルハンブラ宮殿の西側にあって、白壁の家や石畳が特徴となっています。さらにこのエリアには様々な歴史的遺物を見る事が出来ます。

見どころ

スペインのグラナダにあるアルバイシンには見どころか豊富にそろっています。アルバイシンは海抜約700から800メートルで、石畳が並べられた緩やかな丘に位置しているエリアです。イスラム教徒が住んでいたのでその文化の影響が色濃く残っています。特に見どころとしては、白壁の家々の並びです。スペインに居ながらも違う国の一角に迷い混んだような気分になって来るでしょう。さらに、イスラム時代のモスクだったサンサルバドール教会や、イスラム王朝最後の王であるボアブディルの母が居住していたという宮殿、15世紀ごろのダールアルオラ宮殿が見どころと言えるでしょう。石畳が並んでいる道には古い教会や宮殿の跡が並んでおり非常にロマンチックな雰囲気を漂わせています。サンサルバドール教会の東にはカルメンと呼ばれている邸宅が並んだエリアもあります。さらにこのエリアは非常に眺望が良いことでも知られています。特にサン・ニコラス広場からはアルハンブラ宮殿を眺める事が出来るのですが、その全体像をそこからしっかりと見る事が出来るのです。そればかりでは無くて、グラナダ市街の全体像を見る事が出来るばかりでは無くて郊外にある丘陵地までを眺める事が出来るでしょう。他にもアルカサバや応急などもこのサン・ニコラス広場から眺める事が可能なのが大きな魅力と言えるかもしれません。多くの観光客が見物をしたり記念撮影をすることが出来る場所となっています。