ドイツ フライブルクの観光・見所について

フライブルク

フライブルク

フライブルクは、ドイツ南西部に位置しており、フランスやスイス国境とも近い都市です。中世の文化遺産を受け継ごうとする市民たちの熱意から建築された素晴らしい街並みは、中世の初め頃の雰囲気を漂わせています。
フライブルク市内では、博物館など13世紀の初めから3世紀程の長い時間をかけて建築されたミュンスター(大聖堂)をはじめとする歴史的な遺産が多く残されていて、近年では環境を重視した街づくりに対する意識が非常に高く、環境都市としても世界中から注目を浴びています。
他の地域と比較しても日照時間が長めなのが特徴で、フライブルクに住む人々は明るく、暮らしやすい都市です。旧市街の道には、ベッヒレと呼ばれる小さい水路の流れがあり、ドイツ国内でも美しい景色の一つとして数えられています。カフェやドイツ風居酒屋なども多く、軽やかな南欧風の印象を楽しむことが出来ます。豊かな森の景色や美味しいワインも味わうことが出来る街として知られます。

見どころ

ミュンスター(大聖堂)は、中世の末期に建築されたドイツ教会で、偉大な姿は見る者の目を惹きつけます。この大聖堂が建設されるまでには、実に300年という長い年月がかけられているのが特徴です。主塔の高さは116メートルで、ヨーロッパの中でも最高に優れたゴシック様式建築のうちの一つになっていて、フライブルクのシンボルのような存在です。歴史を誇る古い佇まいの街にとって、中心点になっています。
マルティン門は、13世紀の初め頃に作られた要塞都市門のことで、63メートルの高さがあります。南側へ向けて、ちょうど街を守るような形で作られているのが特徴です。マルティン門の前に広がる歩道は石畳で、100年前にライン川から石を半分程度取り出し、その石を使って埋めたと言われています。
フォークト・バウアンホーフ野外博物館では、16世紀から19世紀に黒い森と呼ばれる地方にあった農家の内装や建築物などを展示されています。この野外博物館は自然が豊かなのが魅力で、製粉所や家畜の他に、当時行われていた手工芸を実演するコーナーがあります。特別展が開催される際には、民族祭りも行われるので大いに盛り上がります。
ドイツ時計博物館には、からくり時計や沢山の貴重な時計を見ることができます。黒い森から採られた木で作られた時計が展示されていますし、カッコウ時計では世界最大級のコレクションが観賞できるのも魅力の一つです。時計製作に関する技術も見ることができます。